クレール日記

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第22回定例会議 2月逃げる

週間実施計画工程表のカレンダー日付欄の右端に3月という文字が‥
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実施工程も北棟・南棟・共用棟とそれぞれ内・外装工事という矢印で一括りに表記されていますが、その内容は多岐にわたり、現場では様々な工程が至るところで実施されています。

残す3月のカレンダーに、仕上げ作業すべての工程を埋めることができるか‥
いよいよって感じです。

もう定例会議では工期工程については意見を申していません。
もはや大切なことは議論でななく行動、行動力と結果ですから‥


「1月行く、2月逃げる、三月去る」という言葉があります。

「2月逃る」は二月の「に」の音を使って「にげる」とも言います。正月が終わったばかりと思っていると、もう3月は間近で、2月は格段早く過ぎるように感じるという意味です。

2月は28日しかなく1年間で最も短いひと月です。3月末に完成し、行政による補助金検査を受ける必要のある、クレール高森の工事工程において1日24時間は大変重みのあるものです。

それぞれの持ち場の作業を進めるため、定例会議は手短に終了しています。
# by kuroshioen | 2014-02-13 11:26 | Comments(0)

進む木製建具の造り付け

居室から始まった南棟1階の床張り作業ですが、あっという間にフロア全体に下地ボードが張られました。
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内装仕上げの進行にいより住まいらしさが感じられるようになってきた空間に立ち…
「ワンルームマンションみたいでいいね」
と黒潮園の嚥下リハビリの指導に来園された神代先生

やはりコンクリートの床を歩くのとは感覚が違いますね。


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南棟2階に上がると…
作業を行っていた造作大工さんは再び引越し

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次は北棟1階(ショートユニット)で作業開始です。


造作大工さんの現場の移動で仕上げ工程の進行がうかがえます。
南棟1階⇒南棟2階⇒北棟1階(現在)… 次は北棟2階でしょうか?





さて、この造作大工さんはサッシや居室入口の木枠、壁の巾木など躯体に関係する木製建具を専門に加工しています。木製家具を担当する家具大工さんとはまた違った仕事なのです。
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使われている木材はホワイトアッシュといいます。 原産国北米の落葉広葉樹で主に内装材や家具に使われるものです(日本のタモ、シオジと類似種)。 この木材で身近なものとしては「野球のバットにもよく使われている」というと分かりやすいでしょうか? あとギターといった楽器でも使われていますね。
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色が白く目が荒いのが特徴で木質は重く強靭で硬さにすぐれ、衝撃にも強いという特性があり、仕上がりがきれいで加工性に優れている木材です。ですから車椅子の衝突などを考えると木枠や巾木に適すると言えます。

造作大工さんはこのホワイトアッシュを加工し取り付けを行いますが、このままでは色は無垢材の白木のままです。クレール高森では各ユニットでフローリング床材の色が異なります。ですからこの木建具は塗装して初めて床と同じ色となりインテリアとしてまとまるのです。
(色々な木建具は材木そのものの色ではなく、後から色をつけているということです)



ここで出番となるのが塗装屋さんです。塗装屋さんといえば外壁のペンキ塗りの仕事をイメージすると思いますが、このような木建具の色合わせや塗装も專門です。

使用する木材現物に色を塗ったサンプルを手に現場事務所にやって来た塗装屋さん
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各色の微妙な配合により、同じ茶系でもその表情は微妙に違います。
フローリング材と家具のオレフィンシート(表面仕上げ材)と比較し色合わせを行います。
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根気のいる作業ですが、塗料の配合比率を調整し4ユニットそれぞれの色合わせが決まりました。
(何度もサンプルの塗り直しを行って頂いた塗装屋さんのお陰でバッチリです)
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現場では早速、決定したカラーが木製建具に塗られています。
南棟2階は少し落ち着きのあるダークウッドを基調としたインテイリアとなります。
# by kuroshioen | 2014-02-10 22:44 | Comments(0)

お燈まつり

今日は何か清々しい目覚めで朝を迎えました。

昨晩、『お燈まつり』に登ってきました。
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お灯祭りは県の無形民俗文化財に指定されている新宮市の伝統的な火祭りです。

新宮の街の背後に神倉山という山があります。この神倉山にある538段の自然石で積まれた階段を登ると、その山頂付近にある神倉神社に辿り着きます。
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この神倉山を舞台に毎年2月6日の夜に行われる女人禁制の火祭がお灯祭りです。
お灯祭りは今から約1400年前から続いているという記録が残されており、全国にある数々の火祭りの中で最も古い勇壮な祭りです。

夕刻に白装束で願い事をこめた松明を手にした上り子たちが、世界遺産に認定されている熊野三山の一つである熊野速玉大社から阿須賀神社を巡拝し神倉山に集結します。午後七時に神社の門が閉められ祝詞奏上、迎火大松明に点灯され、授かった御神火が上がり子の松明に次々と移され、山上は火の海と化し神秘的な景色となります。
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そして定刻になると山門の扉が開けられ、大勢の男が燃え盛るたいまつを手に、「ウォー」という歓声とともに火の粉を散らしながら先を競って石積みの急な階段を駆け下るものです。我先にと一番を目指す熱気に満ちた男衆がこの門の前に集結し争うことから別名「けんか祭り」とも呼ばれています。

山上が火の海と化した神倉山から、竜が下り降りるような壮絶な眺めは、新宮節に「お灯祭りは男の祭り、山は火の滝、下り竜」と唱われています。
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クレール高森の建築真っ最中につき・・・
この2月6日にこの新宮に滞在している東京生まれの鈴木設計士ですが… 

ここは…


「行くしかないでしょう!」

という事で、急遽準備をして私たちに同行することになりました。
(ご理解いただいた現場監督さん有難うございます)




初めての白装束と腰縄に緊張の鈴木設計士
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身を清めるために食べるものは白飯、かまぼこ、豆腐など白い物に限られます
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お神酒をグッと飲んで… いざ出陣!!
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奉納される松明に記された願い事と平根・北村介護主任

クレール高森事業成功
医療福祉建築賞GET
職場笑顔 黒潮園のみなさんが笑ってすごせるように


歴史的建築である西村伊作設計の自邸「西村記念館」の前で…
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巡拝の途中で何杯ものお神酒を頂き、この辺りから大人連中は呂律と足取りが…

さてこの先どうなったのでしょうか?
無事に御神火を家まで持ち帰ることができたのでしょうか?
(私たちの祭り好きな気性と飲みっぷりを知る方は想像ができることでしょう!?)




今朝、現場事務所に行くと燃えていない松明が…???
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どうやら途中ではぐれた鈴木設計士は最後は這って階段を登ったものの…門の手前で男衆の喧嘩に遭遇し前に進めず、門の外からの見物に… さらには気づけば自分のものではない松明を手にしていたとか?(そのお陰?で開門と同時に猛スピードで駆け下りる先陣の集団の迫力を目前に体感できたようです) 

祭りの中での地域の方々とのふれあいと勇壮な祭り… 新宮の地ならではの大変貴重な経験ができたと喜ばれていました。 是非、来年こそ松明に火を灯して山を下りましょう!!


翌日の新聞で今年の上がり子は1965人と発表されていました。



今年の様子は『お灯祭り 2015』の記事をご覧下さい。
# by kuroshioen | 2014-02-07 18:05 | Comments(0)

最終コンクリート打設終える

おはようございます。

昨日、残されていた北棟屋上のコンクリート打設を終えました。

これで躯体工事は完了です。
住宅の建築では上棟(建前)といった所でしょうか?
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この数ヶ月間、毎日現場に響いていた職人さんのかん高く威勢のいい声はもう聞こえません。
職人さんその役割を終え、完成したクレール高森を見ることなく現場を去っていくのです。

何となく寂しく感じますね。

型枠大工さん、鉄筋屋さんは工期の遅れを取り戻すために、休みを取らずに作業に取り組まれていました。年末の北棟コンクリート打設を間に合わせた直後、型枠大工棟梁はダウンし医師に自宅療養を告げられたそうです。

その間、作業ができなくても現場の様子を気にかけて頂き、毎日足を運ばれていたというエピソードもありました。


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鈴木設計士が絶賛… いや感動した職人さんの技術により建てられた躯体コンクリートは、内外装仕上げにより建材で覆われ外からは見えなくなります。
表立ってその功績が賞賛されることのないプロの仕事… カッコイイですよね。


本当にプロ意識の高い、素晴らしい技術を持った職人さんに支えられここまできました。
心より感謝申し上げます。

型枠大工:坂下建築
鉄筋:野瀬鉄筋
(地域の同業者の間でもトップクラスとして一目置かれている業者さんです)

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役割を終えた型枠大工さんですが、棟梁は最後まで現場を気にされ… 
わざわざコンクリート打設の様子を見に来られていたそうです。

本当にご苦労様でした。
# by kuroshioen | 2014-02-06 11:31 | Comments(0)

第21回定例会議 週間実施工程確認

こんにちは。

昨日、4日(火)は定例会議の日でした。

いよいよ目指す3月末完成まで、残すところ2ヶ月を切ってきました。

そこで今回は夏山組社長も出席頂き、行政による補助金検査までのスケジュールについて再確認を行いました。 あとは残す内装仕上げ工事でどれだけ間に合わすことができるかが全てです。
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あとは精一杯やった結果がどうか…ですね。



<現場視察>
躯体が最も早く建ち上がった南棟の仕上げ作業が加速し、次々と新たな工程が進められています。
(至る所であらゆる作業が行われており、紹介するのも大変です。)

【南棟1階】 
新たな建材が積まれています。
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次はフローリング床の下地ボードです。ダンボールの中には二重床工法に欠かせないベース(支持脚)が入っています。
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居室では木製建具の建て込みとボード張りが終わり、いよいよ床張りの作業が開始されました。
中に入ると『部屋』っていう感じがするようになってきました。
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またサッシにガラスがはめられました。
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入居者がすごされるユニット・居室回りは全て、断熱効果が高く空調効率の高いペアガラス(二重ガラス)を採用しています。一時、建築コスト高の対応として単板ガラスへの減額案も考えましたが、居住性を優先し残されました。


【南棟2階】
造作大工さんが作業中です。木製建具の製作取り付けに大忙しです。
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ハイサイドライトにも木枠が取り付けられます。高い窓への木枠の取り付けは大変そうでした。


【北棟1階】
LGS壁に続き、居室間仕切り壁の下地ボードが張られています。

【北棟2階】
まさにLGSを切断、溶接し壁の下地を立てる作業が行われています。
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まだ居住空間のイメージとはいきませんね。


【共用棟1階】
型枠解体作業が続けられています。
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ここはテラスにつながるロビーにある喫茶コーナーとなります。


【共用棟2階】
まだコンクリートの養生期間であり、型枠をささえる無数のサポートがその空間を占めています。
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現場に足を運ぶたびに、新たなものが設置されていたり工程が進行していたりと、視覚的にも住まいとしての感覚を感じることができるようになってきました。 

工期の問題はありますが、設計でイメージしてきたものに形として近づいていく様子には、期待感といいますか何かわくわくするような感覚がわいてきます。(設計イメージが浮かばない皆様には写真ではまだ伝わらないかもしれませんね)

これから内装工事が進むにつれ「クレール高森」の住まいとしての空間が現れてくるでしょう。
# by kuroshioen | 2014-02-05 18:08 | Comments(0)