今日は冷たい雨が降る一日でした。
非常に風も強く、天候が荒れましたが、工事は休むことなく進められています。

この冬の冷たい雨の中、作業を頑張ってくれている職人さんに感謝申し上げます。
さて、いよいよ年度末が近づくにつれ、どこの工事現場も作業は大詰めを迎えます。
そこで、この時期問題となってくるのは建築資材不足です。 災害復興や公共工事、また消費税増税前の駆け込み需要などにより、全国的に資材不足が危惧されています。
既に電気設備関係の資材や、建物の断熱材が欠品の状態にあり、納入不可という状況にあります。
この電気設備関係の資材は、下請けの勝山電気さんが、これを見越して前もって設計図から必要数量等を拾い、既に確保してくれているという事です。(的確な段取りありがたいです)
運ばれてきた断熱材の荷下ろしをするトラック
このように現場の工事の進行具合だけでなく、建築資材や仕上げ材、サッシやキッチンなどの備品の発注と納期が工期に大きく影響してきます。ですから建物内のすべての箇所の床から壁、照明までその色や種類の最終決定を急ぐ必要があります。
だからといってこの大詰めの段階で手を抜く訳にはいきません。
ここで適当となってしまうと、せっかくのいい建物も台無しになってしまいます。
特に床材、壁紙、浴室タイル‥ インテイリアに関わる仕様や色はその空間を大きく左右します。ですから私たちはカタログからの選択だけではなく、必ず実物のサンプルを取り寄せ検証しています。

この膨大な多岐にわたる情報量の処理には想像以上に労力と持久力を要します。
益田、鈴木両設計士はクレール高森のコンセプトを大変理解して頂いており、仕様の変更、決定の際には施主である私たちの確認を必ずとった上で進められます。
と言うより、もう私たちも益田設計事務所の一員?といった感じで内容の深い検証を重ねています。
ちなみに、
以前から検討してきた外壁塗装の色も、昨日ようやく最終決定されしました。
前回は小さなカラーサンプルから絞込みを行いましたが、より大きなカラーサンプルの作成を依頼し最終検討を行いました。 色とは不思議なものでサンプルの大きさでその印象が変わるものです。(写真ではそれぞれの違いが分かりにくいでしょうか?)
さすがにこれ以上は大きいサンプルでの確認は実際に塗るしかありませんね。
一つ一つのプロセスがとても大切となります。
そして、その結晶として完成する建物は間違いなく素晴らしいものとなるでしょう。