こんにちは。
介護職員の峯です
小出し小出しですいません・・・。
【リビング】
●食事の場
●くつろぐ場
●記録する場
リビングを『食事の場』にする方法は、キッチンの活用で暮らしを感じてもらうことではないでしょうか。ユニットでご飯を炊いたり、味噌汁やお茶を沸かしたりすると、ユニット内にいい匂いがしますよね。こういった環境づくりができるのはユニットケアの魅力ですね。
白駒の森では、おかずを盛り付ける時も、菜箸等を使用し、刻む時も手袋を使っていませんでしたね~。理由は、「家で手袋を使っておかずとか盛り付けたりしないから。」
そして、洗い物の音がする。リビングには、極当たり前の暮らしの雰囲気がありました。不自然な音は無く、極自然の音だけしかありませんでした。
冷蔵庫の活用法は、24時間365日何かしら常備食があることが望ましいですね~。
白駒の森でも、個人持ちの常備食がありました。その入居者は、ある時間帯になると必ず「お腹が空いた。」と伝えに来られるそうです。私達も、お腹が空いた時に冷蔵庫にある物や、買い物へ出かけたりしますが、入居されている方の要望に応えようとすると、買い物へ出かけるのは、なかなか難しい時もあるので、常備食を備えておくのも一つの方法だと言えます。
白駒の森では、面会に来られた方にお茶を出されていました。
クレール高森では台所は職員だけの場所ではないということで、家族が面会に来られた時は、入居者とそのご家族の方で、冷蔵庫や食器棚にある物、電化製品等を自由に使ってもらい、自分達で飲み物などを用意して片付ける。『キッチンの開放』といった支援方法をしています。(まだまだ、十分に浸透してないですけどね)
朝の7時のリビングの写真です。入居者の方は、まだ誰も起きてきていません。7時30分から、一人一人とリビングへ来られ、一番遅い方で、10時にリビングへ来られました。
クレール高森では… 早い方で6時に起き、遅い方で8時位です。
次に、リビングを『くつろぐ場』にする方法は、テーブルや椅子、ソファー等を配置し、椅子に座った時に外の景色が眺められたり、窓を開けると涼しい風が入ってきたり、その場にいて自分もくつろげるかどうかを考えることが大事なのかもしれません。
自分の好きな場所で、好きな時間に過ごしてもらうこと。
あと、普通の家にある物、TVや雑誌、カレンダーや時計がある。花を飾ったりするのも、『くつろぐ場』を作る一つの方法だといえるのではないでしょうか。
隣のユニットと行き来ができるようになってました。
そして、リビング内に自然な音しかなくても、不自然な言葉があれば、リビングを『くつろぐ場』として提供はできないのではないでしょうか。
3つ目の『記録をする場』。記録の場所を作ること、記録を置く場所を作る。守秘義務の厳守があるので、誰でも取りやすい、目にしやすい場所には置かないことです。
当たり前ですが、入居者の前で記入したり、書類などは見ない時は必ず棚等に直すこと。確認する時に取り出し、読んだ後は片付ける。
白駒の森では、これらのことが徹底されていました。義務用語の飛び交いはなく、机の棚はいつも綺麗でした。
クレール高森では、業務用語についてはまだまだ課題の一つかなぁ…って思います。
デスクの上のすだれにはナースコール盤が隠れています。勿論、家には無い物ですから。
白駒の森では、自宅に無い物は、ユニット内に入れない、持ち込まないが徹底されていました。
私たちも、まだまだ頑張らないといけないな・・・
ユニットリーダー実地研修~長野編~⑤
に続く・・・