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クレール日記

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マットレスの選択

こんにちは。

先日、(株)モルテン 中光 雄大さんにお越し頂き、施設内セミナーを開催しました。
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みなさん。このモルテンのロゴ見覚えありませんか?
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こんなのやら・・・

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こんなもの。
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そうです。昔、学校で見慣れたボールです。


(株)モルテンはスポーツ用品メーカとして、特にボールが有名でバレーボールやバスケットボール、サッカーなどの国際大会などで公式球として使用されている他、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)には1993年のJリーグの開始時より公式試合球に指定されているんです。

スポーツ用品事業で名の知れたモルテンさんですが、実は医療・福祉用品事業から自動車部品事業まで幅広く事業展開されており、特に医療・福祉用品ではベッドマットに力を入れられています。
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昨年度に企画したセミナーの一つである、『褥瘡予防のマットレスの選び方とポジショニング』に関するセミナーでご縁があり、今年度もセミナーを実施しました。






クレール高森のご入居者のベッドにもマットレスを用意しています。

開設準備の際には、各メーカーのあらゆる種類のマットレスのサンプルを用意し、検討を重ねました。

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健常者とは違って、要介護高齢者において硬いマットレスの使用は、寝たり、ギャッジアップ(背上げ)したり、座ったりとベッドで過ごす際にかかる皮膚表面への圧の影響が大きく、褥瘡の発生や痛み、安眠の妨害など、暮らしを大きく左右します。

では軟らかいマットレスが良いかと言うと… そうでは無いんですよね。

軟らかすぎると逆にフワフワして寝返りや起き上がることを妨げてしまい、ご本人の能力を落としてしまう恐れもあるんです。


このマットレスの選択はとても重要なことです。





そこで私たちがマットレスの選択で重要視しているのは、体重を分散し身体にかかる圧を分散する『体圧分散式マットレス』の機能性です。

もちろんコスト比較も重要です。






そこで、とっても役に立つ秘密測定器があるんです。

今回もセミナーに持ってきて頂いた・・・

『体圧測定器』です!!

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茶色のシートには圧センサーが仕込まれており、この上に寝るとどこにどの程度の圧がかかっているかが、接続したモニターにより一目瞭然となるのです。



私たちは各メーカーのマットレスを実際に寝て比較するだけでなく、その身体の圧を分散する機能性をこの体圧測定器を用いて確認し、最終的にクレール高森に用いるマットレスを決定しました。

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ご入居者様にも寝てもらったりもして・・・
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「 う~ん・・・ やっぱりこちかな? 」

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「これがいいわ(笑)。」
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そして、現在はモルテンさんのマットレスを使用しています。







私たちはより質の高いケアの提供を目指しています。

この褥瘡予防などの視点からも重要なマットレスは、その人の身体機能に合わせて3種類のマットレスを使い分けています。

車椅子や歩行など移動が自立している方と、自分で起きることに介助を要しベッド上で過ごす環境を重要視すべき方では、同じ体圧分散式マットレスでも厚さと柔らかさの異なるものを選択します。

重度な方で褥瘡発生リスクのある方には、空気で圧が調整されるエアーマットを選択します。



このエアーマットの機能もどんどん良いものが出ており、褥瘡予防の体位交換をマットが自動で動いて行ってくれるものもあります。
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高価なものであっても、在宅であれば介護保険制度の福祉用具レンタルを利用して月1000円程度で使用ができます。お勧めですねぇ~。



介護の現場では軽視しがちなベッド上での姿勢ですが、身動きの難しい方にとっては非常に苦痛な環境にあることが多くあります。
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背上げによる背中のズレや、臀部の圧迫感を体験する東介護主任。
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マットレスの適切な選択に加え、『背抜き』や『圧抜き』といった、介護者による適切なケア、やポジショニングテクニックがご入居者の生活の質を大きく左右します。

苦痛を訴えることが難しい寝たきりの方だからこそ適切な介護が重要です。




介護現場では大切だと言われる『背抜き』が徹底できていない。

ポジショニングに必要なクッションの活用方法がばらばらで、統一できていない。

(在宅ケアでも多いですね。シュートステイで家族様やヘルパーさんがこの方法で必ず実施して下さい。と言われているポジショニングですが… いまいち…?)



今年度はこのようなメーカーによるセミナーを複数企画しており、ポジショニングの正しい知識を習得し、どのスタッフも実施できる業務標準(マニュアル)を作り、ケアの水準の向上に取り組みたいと考えています。







いや~ 体圧測定器は本当に勉強になります。



経験則ではなく、実態の把握は根拠です。

次の機会には本当に褥瘡が治りにくい方の測定を実際に行って、どのような姿勢やポジショニングテクニックが適正かも検証する予定です。

中光さん、又、宜しくお願いしますねぇ~。
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by kuroshioen | 2015-09-01 12:33 | Comments(0)