クレール日記

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秘密兵器②『イマムラIMG吸引ノズル』


さて、前回に引き続き『誤嚥・窒息の急変対応』について・・・


参照記事:『秘密兵器!? エマージェンシーアスピレーター』
 リンク:http://kuroshioen.exblog.jp/23987615/


窒息対応の秘密兵器シリーズです。




これ!?
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そうです掃除機。

よくお正月の頃に、お餅で喉を詰まらせた時に、家庭にある掃除機を口に突っ込み、吸引し一命を取り留めた… というニュースを耳にしたことはありませんか?

確かに掃除機の吸引力は効果があるようです。







では、

施設で喉を詰めて苦しんでいるお年寄りを発見。

すぐに、掃除機を持ってきて、スイッチON。



この対応は正解でしょうか?




詳しくは、次の機会に『誤嚥・窒息のリスクマネジメント』にてお話をしたいと思っていますが、これで成功したなら問題はありませんが、もし何らかの事故に至った場合、施設における介護職員の対応という視点からは、この「掃除機を選択したこと」は問題となります。

参照記事:窒息対応 掃除機がダメな理由
 リンク:http://kuroshioen.exblog.jp/24626021/



繰り返しになりますが、私たち介護職員は素人ではなく専門職です。

求められるのは、プロとしての対応力なのです。
ここが家庭介護との違いですね。


やはり、「常食化の介護」といった、自立支援の介護の実践には、その基盤となる介護職員の高い資質と現場力(介護力)は不可欠ですね。






そこで今回、ご紹介する秘密兵器②
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『イマムラIMG吸引ノズル』

●材質/天然ゴム、PVC ●仕様/ノズル直径1.3cm
医療機器届出番号 13B2X00231000011
クラスI<一般医療機器>

これは、相生消防本部と兵庫県立姫路循環器病センターが開発したものです。

これは家庭用の掃除機に接続する吸引ノズルです。市販されているすべての掃除機に接続できるのが特徴です。 直径13㎜の細い管のため吸引力が強くなり、従来、一般的に病院などで使われている電動式吸引機では取りにくかった肉やお餅、パンなども簡単に吸い取ることができます。(パンフレットより)

救急車が到着する前に、誰でも簡単に素早い対応ができるものということで、 開発され製品化されたものです。




<使用方法>
1.掃除機のスイッチをいれます。
2.吸引ノズルのゴム球を掃除機の先に当てます。
3.口を開けさせて、ノズルを口の中に5㎝くらい入れます。
4.ノズルを入れたら口と鼻を手でふさぎます。約2~3秒で口からノズルを抜きます。
5.1回で取れない場合は、2、3回繰り返してください。
6.それでも取れない場合は、直接ノズルを異物に近づけて吸引します。
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注意:スイッチを長く入れると吸引力が強いため、自発呼吸ができにくくなるので注意してください。





どうも、このノズル直径13mmとう太さが、解剖学的にポイントのようです。

餅やパンなどの比較的大きな異物の除去には、喀痰の吸引などに用いる直径の細いものより効果的ということですね。(エマージェンシーアスピレーターも同様に直径13mm)


この『イマムラIMG吸引ノズル』は小さなお子様や高齢者のおられる家庭の、万が一の常備品としても、大変お勧めできるものです。


楽天ランキング1位を獲得したとか?
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是非、ご参考にしてください。






ヨーロッパの救急隊の常備する『エマージェンシーアスピレーター』

相生消防本部と兵庫県立姫路循環器病センターが開発した『イマムラIMG吸引ノズル』

では、私たちの施設ではどちらを、誤嚥・窒息対応マニュアルに採用したかと言いますと… やはり電源を必要とせず、どこでも即座に使用できる『エマージェンシーアスピレーター』です。
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次回は、施設ケアにおける窒息死亡事故訴訟の判例から考える、食事ケアの考え方についてお話をしたいと思います。

参照記事:『誤嚥・窒息のリスクマネジメント』
 リンク:http://kuroshioen.exblog.jp/24089916/
by kuroshioen | 2015-05-10 23:59 | Comments(1)
Commented by 匿名 at 2015-05-11 09:49 x
黒潮園のブログは、いつになったら更新されるんですか?