こんばんは。
今日、ご紹介させて頂きますのはこの写真からです。
とあるホテルの宿泊施設
ではなく・・・
クレール高森の『ゲストルーム(家族宿泊室)』です。
内覧会においても高い評価の声を頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
こだわりはホテルのベッドメイキング方法を調べて用意したベッドカバー一式です。
カーテン生地でオーダーし、窓のカーテンと色違いになっています。
新宮市は縦に細長い和歌山県の南端、三重県との県境にある街です。
交通の便がたいへん悪く大阪に出るのも、名古屋に出るにも特急で3時間以上かかり、陸の孤島とも言われています。また特急の本数が少なく… 遠方の方が訪れる場合は必ず一泊しなければなりません。
そこで、今回の計画ではこの宿泊室をプランしました。
もちろん、ホテルと同じようにユニットバス付きです。
遠方からのご面会の方も気兼ねなく、このクレール高森にお越しいただけるよう配慮させて頂きました。(場合によっては私の家出用の部屋にも???)
また、これから既存特養黒潮園の改修工事が行われるのですが、そこにもご家族にお泊り頂ける部屋をプランしています。それは今回とは少し違い『看取のお部屋』です。
黒潮園では現在、行政の指針に基づき重度要介護者の入所が優先されています。そこで老衰を迎えられた方、もしくは何らかの病気により体調を崩された方におきましては、ご家族の意向に添わせて頂き、医療機関ではなく施設での終末期を迎える「看取りのケア」に取り組んでおります。
現在は、夜間の付き添いを希望された場合位は、静養室に折りたたみベッドを置かせて頂いている状況です。
この時間・・・ ご家族にとって、とても大切な時間です。
そこで、今回の改修では、広い静かなお部屋を用意させて頂き、そこでご入居者の方のベッドの横に簡易なベッドを置きご家族が常に寄り添うことができるよう… またトイレや洗面も設計しています。最期を迎えられるご入居者さまとご家族が一つのお部屋で、24時間共にお過ごし頂けるよう配慮したお部屋にさせて頂きます。
クレール高森と黒潮園。それぞれに必要とされるも、異なる『ツインルーム』です。
黒潮園ホームページ:勉強会から