毎週火曜日の定例会議は継続しています。
定例会議では外構工事の進捗状況の確認と、
ダメ工事について確認を行っています。
不思議なもので、あの3月末完成に向けて行った大突貫工事と激闘の日々は随分前のことの様に感じます。「大変なこと」ってどんなに大変でも、乗りこれれば既に過去であり、また新たな課題に向かうことになります。その繰り返しですね。
完成した建物ですが、仕上がりの悪いところや、施工の間違いなど、その大突貫工事の爪痕が至るところに見られます。これから入居される方にとっては、工期が間に合ったことではなく、仕上がりが重要です。(そのような事情は関係ありませんもんね)
設計士、現場監督、事務長、私で建物を周り、内部のチェックを端から端まで行っていきます。
ダメな箇所には全てテープを貼っていきます。
居室窓の転落防止手すり。車椅子目線では少し高いか?
大がかりな修正箇所も‥
しまった‥!?
せっかく手すり位置の検証を重ねたのに、ナースコールボタンと重なってしまっている‥(ショック)。 スイッチ類の位置変更の指示が不十分だったか‥。
急遽、手すり類を取り外し修正案を検討。
よく「理想の家には3軒建ててみないと行き着かない」とも言われますが、
考えに考え抜いたのですが‥これだけ大きな施設の工事です。自分の中では意図した設計が、「これは素晴らしい!!」「思った通り!!」と思う所と‥ 「イマイチやったかなぁ‥ 」と思う所と‥
出来てから分かることもあり、思ったイメージと異なるところはしばらく頭から離れませんね。この建物に思い入れとこだわりがある故に、多少?落ち込んでいますね。
2日間間にわたり朝から晩まで行ったダメ検査。全部で400箇所にのぼる指摘箇所があります。
クレール高森の内部には至るところにチェックテープが貼られています。
これから更に修正工事が行われます。入居される方、そして皆様にお見せするのに恥かしくないよう、できる限り仕上げの質を上げていきたいと思います。
予定では建物の引渡しは5月20日となっています。