クレール日記

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第9回定例会議 外観カラーデザイン

昨日の定例会議はいつもの如く、検討内容が豊富で終われば日が暮れていました。
その内容を紹介したいと思います。

工事は躯体の早期完成を目指し基礎から躯体のコンクリート工事が進められています。
当然まだ躯体の形は出来ていませんが、年度末完成工事が多い中、早期に建材の確保が必要であり、この段階で内装や外装の仕上げ材を検討し、発注を急がなくてはいけません。

そこで‥
・浴室タイルの色
・床材(フローリング)の色
・外壁の色とモザイクタイルの色 etc
についてメーカーより取り寄せたサンプルをもとに検討を重ねました。

それぞれの色調やその組み合わせにより、その空間のデザイン性や雰囲気は大きく変わってきます。その決定はとても重要かつ難しい作業です。



例えば外壁。
外観は白壁を基調にダーク系木調のデッキやルーバーによるコントラストをデザインしています。
そこに一部モザイクタイルの壁面をレイアウトしています。
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ですから、基本はホワイト系の塗装となります。

同じホワイトでもイエローを少し加えたクリーム色に近い温かい色から、少しグレーを配合したシャープなものまで、微妙な色合いの違いがあります。

そこで塗装メーカーに希望するカラーを基準に、色合いの異なる数種類のサンプルを作成してもらっており、これを実際に比較しながらタイルの色とのマッチングを検討しました。


室内での色合いと、屋外での見え方に違いがあるので、実際に外に持ち出し比較
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日のさす場所と日陰でその表情は異なります。
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多数のサンプルの中から最終候補2案に絞り込まれました。

次回には、より実際のイメージを確認するために、より大きなカラーサンプルを用意してもらい、この2案から最終決定を行います。



フローリングの検討はさらに大変です。

オーク、ウォルナット、メイプルといった樹種による木目の模様や風合いに、カラーバリエーションを加えると無数にあります。その中から選んで取り寄せたカラーサンプルを並べても約30種類あります。
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クレール高森は各ユニットそれぞれ、異なったデザインの設計となっています。
それぞれのユニットの雰囲気に合った、フローリングのカラーをイメージする必要性があります。

・学校や施設風ではない、住まいとしての居心地は?
・異なるユニットの形と施工面積に合うのは?
・外へのつながるデッキ材とのマッチングは?
・ハイサイドからの光のさすユニットでは、その光やライトによる表情の変化は?
・建具(家具)とのマッチング‥  様々な点から検討しています。

検討を重ねに重ね、5種類に絞込みました。
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明るい木調のホワイト系をと風合いのあるダーク系を候補に。 上はデッキ材のサンプル。 

これを内装パース(スケッチ)にして、全体の雰囲気などを確認し最終決定します。
おそらく全ユニット共通ではなく、ユニットごとに最も適する色を選び、それぞれ色調の違うフローリングとなることでしょう。

最終決定までには職員のみんなからの意見も参考にしたいですね。




ショートユニットでは個室を生かし「ホテルに宿泊に行く」といった感覚をイメージしており、落ち着いた雰囲気をコンセプトに、リビングはカーペット張りも検討しています。

病院用に開発されたタイルカーペットのサンプル。 今回もコーヒーをこぼしてみて汚れを検証。
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なんとコーヒーを弾いています!

拭き取りもスムーズ。通販番組のbefore・afterのような結果に皆驚きました。
これは採用ありとし、次回までに数種類のカラーサンプルを取り寄せることに‥。



お話が長くなってきましたね。

会議はもっともっと長いものですが‥。


各ユニットの浴室の設計にも私たちの考えるコンセプトがあります。
浴室タイルのカラー選択については、次の機会にご紹介したいと思います。



定例会議ではこのように、設計案の最終決定を設計士、施工者、そして私たちが細部にわたり丁寧に検討し進めています。このように三位一体となり取り組むチームで建築に望むことができてこそ、こだわりのある素晴らしい建物が完成するものと思います。



最後に‥

「ここまでこだわっているのだから、医療福祉建築賞の受賞を目指したいですよね!」
と冗談?を言うと‥

鈴木設計士 「プレッシャーになりますけど、張り合いがありますね~」

そこですかさず益田設計士 「応募期間や要項を調べてみましょう!?」

さてどうなることか‥???
by kuroshioen | 2013-10-10 01:26 | Comments(0)