クレール日記

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高森市道の市議会視察


クレール高森の計画敷地であるこの高森地区は標高90m前後の高台に位置しています。
近い将来、南海トラフ巨大地震による大災害が危惧されていますが、津波被害は全く心配ありません。また地盤は岩盤であり、地震の揺れにおいて強い場所とも言えます。
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しかし、難点が一点あります。それは道路事情です。

高森地区への道路は旧国道42号から上がる市道が唯一となります。道幅が極端に狭い場所がある上、勾配がきつく、大型車両の通行に支障があるなど様々な課題があります。

その上、もし災害ででこの道路が通行不可能となると、施設も地区も孤立してしまう可能性があるのです。

そこでこれまでも行政に新たな道路の整備の要望をおこなってきました。
この度、クレール高森の建設という事情から、6月17日に新宮市長、市議会に道路新設および現道路の改善陳情書を提出いたしました。


今日は市議会議員さんや新宮市の関係者10数名の方が現地視察にこられ、現状を見て頂きました。
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大震災による高台移転が叫ばれているなかで、この自然豊かな高森の地は新宮市内から10分と車の便もよく、この道路事情が改善されればより住みやすい地域になると思います。是非ともこの道路事情をよくして頂けることを願っています。

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# by kuroshioen | 2013-06-24 17:40 | Comments(0)

なぜ『クレール高森』を計画したのか① 入所待機者と施設

ご承知の通り、地域では高齢者の入所施設が圧倒的に足りていません。
黒潮園の入所待機者数は279名(平成25年6月22日現在)となっています。

よく、「施設入所は順番待ち」と言われますが、実は県が定める入所指針に基づく入所規定により、要介護度4・5といった重度要介護者が優先的に入所する仕組みとなっているのです。
ですから、介護度が軽い段階で前もって申し込みをされた方が入所判定委員会にかかることは難しくなります。(介護度が重くなればその都度ご連絡をください)

新宮市のデーターによると、介護度別にみると入所申込者のなかで要介護度3の方が最も多くなっています。重度要介護者ではなくても何らかの理由で在宅生活の継続が難しい状況にある方が多くおられということです。
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今後の高齢者を取り巻く課題に大きく3つのことが考えられます。
①高齢者の重度化
②認知症高齢者の増加
③独居高齢者(高齢者夫婦世帯)の増加

冒頭にもお話したように入所待機者は要介護度が重い方ばかりではありません。介護度は軽くても認知症がひどく自宅介護が難しい方、また子供たちが県外で働いているなど、新宮市に独居で暮らされている要介護者の方も多くおられます。

認知症の方にとっては生活感の感じられない広々とした施設ではより悪化してしまうこともあります。一方で自分自身のペースで暮らされている独居高齢者の方にとって、既存の4人部屋の施設は、その人の尊厳を大切にした生活の場として十分と言えるのでしょうか?

そこで私たちは中期事業計画において『地域を支える福祉システムの構築』をかかげています。

高齢者の重度化に対応する施設として既存の黒潮園を位置づけ、より専門的で質の高いケアの提供を目指し研鑽に励んでいます。一方で、認知症高齢者や独居高齢者においては既存の多床室特養ではなく、生活空間を十分に配慮した個室の施設の整備が必要と考えています。

『クレール高森』は暮らしの支援する施設として、比較的要介護度が軽い方のニーズへの対応を想定しています。
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この度、新宮市の第5期介護保険事業計画(平成24年から平成26年)では個室特養(地域型特養)とグループホームの整備が計画され公募がありました。そこでなぜ黒潮園はグループホームではなく個室特養(クレール高森)に取り組んだのかを次回にお話したいと思います。(なぜ『クレール高森』を計画したのか②

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# by kuroshioen | 2013-06-22 14:37 | Comments(0)

土木工事と梅雨


おはようございます。

昨日は梅雨前線の影響で紀南地方はかなりの雨が降りました。
また、台風4号が近づいています。今晩も大雨の予報が出ています。

現在、工事は土木工事による敷地造成が行われています。
大雨による泥水の流出が心配されましたが、特に問題はなく一安心です。

今年は台風の多い年になるのでしょうか?
まだ6月ですが、ですでに2つの台風が北上してきました。

天候が工期に影響しないことを願っています。

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黒潮園屋上から工事敷地を眺める






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# by kuroshioen | 2013-06-21 10:45 | Comments(0)

第1回定例会議  工程表の確認


第1回の定例会議を行いました。
これから2週毎の火曜日に定例会議を行っていきます。

私たち黒潮園、益田一級建築士設計事務所益田滋子氏、鈴木義一氏、夏山組さん、設備の勝山電気さん、協和水道さんのフルメンバーで工期全行程の確認を行いました。
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建物は北棟・南棟・共有棟からなっており、既存黒潮園建物や周囲の景観などとのマッチングを考慮し、建物の表情がそれぞれの棟で異なる設計としています。
(生活空間である各ユニットにおいても設計を違えているのもこの建物の特色です)
よって工程も単純ではなく、敷地奥の南棟から順次、それぞれの棟ごとに作業工程が組まれています。
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諸事情により計画から着工までに時間を要し、当初計画より着工がかなりずれ込みました。補助金事業ということで工期が限られており大変ではありますが、施主、設計者、施工者が三位一体となり来年3月末までの完成を目指していきます。

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# by kuroshioen | 2013-06-19 16:04 | Comments(0)

施設の名称について

クレール(clair)はフランス語で「明るい」「澄みわたる」という意味で、英語ではクリアー(clear)と同じ意味になります。
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今回新しい施設は、この海を眺めるこの高森の地に、水平線から昇った太陽が燦々と差し、周囲の木々の緑が映える、まさに明るく澄みわたった様子をイメージし設計に望んできました。
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また施設を設計するという概念にとらわれず、この豊かな自然を活かすととともに、モダンでいて生活の場としてどこか居心地の良さを感じる空間づくりをコンセプトにしています。これらの考えから、おしゃれなフランス語のクレールという言葉が、この施設のイメージにぴったりと思います。
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入所される方が、楽しみや期待感をもって生活の場を移していただけるような施設を目指して参ります。どうぞご期待ください。

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# by kuroshioen | 2013-06-18 11:13 | Comments(0)