クレール日記

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太地 くじらの博物館

こんにちは。

初登場!介護士の西です^^



「夏か!!」と思うような暑さの5月の某日。

入居者様4名と職員3名で『くじらの博物館』へ行ってまいりました。
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「行ってきまぁ~す!!」



到着して、皆さんで記念撮影です。

ご入居者最長寿のKさん。麦藁帽子のリボンの色に大変こだわっていました。
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紫がお好きなんですね^^




最初に見たのは、クジラのショー。

近くで見るクジラのジャンプは圧巻でした。
(残念ながら、ジャンプのベストショットは撮れてなく、ジャンプ終わりの写真をどうぞw)
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みなさん楽しそうに見ておられました~
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ショーが終わると、クジラさん達近くまで来てくれるんです。
これには、NSさんも大興奮!観客の誰よりも近くに行ってました。
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クジラのショーの後は、お昼ご飯です。

『外で食べるとおいしいね~』『きもちえ~ね~』と入居者様。
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お昼を食べたら、次はイルカのショー!!

残念ながら、写真。ありません・・・Orz



しか~しっ!!


ショーが終わったら、イルカとのふれあいがありました!


NSさんと一緒にイルカを触りに行ってまいりました~!!!



生まれて初めて触ったそうです!

『ゴムみたいなんかなぁ?』

『何とも言えん肌触りやね~』と・・・
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クジラも博物館を出た後は、女子も男子も別腹のスウィーツです。

ソフトクリームを注文し…


『これはうまいなぁ~』

『今日は暑いし最高やね』

と皆さん口々におっしゃられていました。
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そして、最長寿のKさん。

ソフトクリームと真剣に格闘しており…

コーンを持つ右手、力が入りすぎてコーンが無残な事になっておりました^^;
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よっぽど美味しかったんでしょうね(笑)。





また機会をつくって、楽しい企画をしたいですね~。


みなさんの『笑顔』は介護士にはご褒美です^^

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とても清々しい一日となりました。
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by kuroshioen | 2015-05-31 23:06 | Comments(0)

感動を共有したい

だんだん日差しが暑くなってきた今日この頃。


こんにちは。

介護職員の峯です。




人は何かを見て感動したり、

楽しいと感じたり、

美味しい食べ物を食べた時に・・・


『誰かに教えてあげたい』と思う事はないでしょうか?


 


『綺麗な花を誰かに見せてあげたい』


自分の部屋から見える綺麗な花を見て思ったのでしょうか。
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Eさんの部屋の窓から見える『綺麗な花』です(〃'▽'〃)



ある日の事、リビングから部屋へと帰ろうとされていたHさんを見つけて、

「私の部屋から綺麗な花見えるんやよ~、あんたも見てみやんかぁ?」と声を掛け、

「花かぁ~・・・。」と答えている途中のHさんの車椅子をゴリ押しで、自分の部屋へ案内されてました。(ΦωΦ)
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「綺麗やでぇ~!」
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「ほれ!見てみなあれ~!綺麗やろ~!」


「あ~、あれか~(笑)」
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「もうええか?帰ろうか?」
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「あ~。」と頷くHさんであった。(*・ω・人・ω・*)

そして、バックで部屋を出る。





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Eさんが同じユニットに暮らす方や面会に来られたご家族の方々、そして私たち職員に見せたかった花です。
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by kuroshioen | 2015-05-28 20:26 | Comments(0)

黒潮組 『開墾』

おはようございます。

今日も暑くなる様です。

しっかり水分補給をしないといけませんね。



昨日も全国的に晴天。夏日となりました。



クレール高森北2Fテラスから何かを眺める東潔明主任ユニットリーダー
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その視線の先は・・・



建物横にある東屋の奥。
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荒地に重機が入って何やら作業を行っています。



そこには赤い作業着を着て…一際、目立つ作業員が。
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テツandトモ?
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東課長です(笑)。
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ちょっと狙っているとか?




さて、度々、活躍する『黒潮組』。

参照記事:
『速報 建築確認検査合格』
『黒潮組みの出動と考えること…』




今回のミッションは、クレール高森横の荒地を開墾して、『畑』を作ることです。
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重機をレンタルしてきて、朝から地面を掘り起こして整地を… 重機を運転できる介護施設の課長
。なかなかでしょ!?
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かなり真剣な眼差しです。


宝物でも出てきたら… と思いつつ出てくるのは大きな石とガラクタ。土地は良質なのですが石が多くて、これを除くのは手作業。
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何より、これが大変!?


開けた土地にスプレーでマーキングし、畝の位置を決定。
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中央を広く通路とし、車椅子が入れるスペースを確保。


重機を匠に操作し、このマーキングに合わせて掘り起こすのは・・・
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プロの技。この人。
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谷介護職員。いつも頼りにしてます。


1日作業で二列の畝のある畑が完成!!
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さて、ここに何を植えましょうかね。

「さつま芋」なんか、いい芋が育ちそうな土です。



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ご入居者さまと職員、みんなで相談して決めたいですね。


いや~ 暑かった…

お疲れ様でした。
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by kuroshioen | 2015-05-27 09:11 | Comments(0)

竣工一年検査


クレール高森に・・・
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1年ぶりにあのメンバーが集まりました。

益田一級建築士設計事務所益田・鈴木設計士、夏山組現場監督三隅・畠さん、そして電気設備の寺本さんと水道設備萩原さん。そして私たち。




先日、クレール高森竣工一年検査を行いました。

クレール高森が竣工して早くも1年が経つんですねぇ~。

使用状況と不具合の確認等を行いました。



外回りからのチェック
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こんなところに「砂」。なぜ?と議論に・・・
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「いやいや、これはムカデ侵入防止に撒いた害虫駆除駆除剤です。」と説明(笑)。


内部のチェックも
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事前に職員より、内装関係の不具合をまとめてくれていたのでスムーズに進行。



大きな問題として
・2階の水道関係の水圧不足
・檜張りの軒天の湿気(カビ汚れ)対策
・職員通用口からの湿気侵入と思われる周囲の結露
この対策について検討しました。湿気はこの地方特有の問題です。
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この雰囲気… ある意味懐かしかったです。大突貫工事を敢行したクレール高森の建築。幾度となくこのメンバーで意見をぶつけ合った1年前を思い出しましたね。

他、内装仕上げの不具合は補修予定となっています。


ご入居者さんと会話を交わす益田設計士

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「ここは本当に素敵な建物やね~。」

「景色も最高!」

「住み心地がよくて、いい所よ~。」

設計士も施主の私も何より嬉しい言葉です。


設計士さんもこの『クレール日記』をご覧になられており、この建物の魅力を最大限に引き出すスタッフの温かいケアにいつも嬉しく見ていますと話されていました。
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by kuroshioen | 2015-05-24 11:37 | Comments(0)

いつまでも洒落に・・・


「どこのマダムかと思いましたわ! 」

「まぁピッカピカの上着が素敵!」


と平根相談員の言葉かけに笑い声が響くユニット。



ご本人は薄紫の上着をはおり身支度を整えています。

今日は、H様が美容院に行く日。



車いすのまま職員と共に車で美容院へ向かい… 

段差と、美容院の椅子へ移乗介助を受け、鏡の前に座る。


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「いらっしゃいませ!」

「来れると思わんかったけど、やっとこれたよ!」
 
ここは入居前の行きつけで馴染の美容院。

ご本人にとってお気に入りのカット&パーマ、毛染めをし、気さくに話ができる場所。




美容師さんの手が本人の頭髪にやさしく触れ、ハサミが動く。

ご本人は美容師さんに体を預けながら、年末自宅で怪我をして入院したこと、家族やご近所の方に支えられ続けてきた自宅での生活ではあるが…入院を機に自信が持てなくなった事等、まるで自身に言い聞かせるように話される。

若い頃の楽しい思い出話。お洒落についてと話題は続き…



そして「夫」なる存在について話が盛り上がる。

「男はいいよね。次々と趣味を持ち、家の事はほったらかし!」

「そうそう!でも同じ男でも息子なら許せるのにね。」

そういや~ ブログ管理人も東潔明主任も趣味多彩!?



美容室のガラスの扉越しに、雨上りの葉々が光っている。側から見るご本人の横顔は、髪形が整うとともに生き生きと美しく変化していくように見えた。頃は二十四節気の小満。

一説には「秋に蒔いた麦などの穂がつく頃で、ほっと一安心すると言う意味」とも。

不安を抱えてのクレール高森への入居だったかもしれませんが、少しづつ慣れて一息つく頃となりましたか?



最後は素敵な笑顔に…
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天地に満ち始める自然の恵みを受け、自分と自分を気にかける誰かのために、日常を重ねていきたいと、そう思うひと時でした。


施設ケアマネ西村

※小満~二十四節気の一つ。5月21日頃。万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めることから小満と言われる。
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by kuroshioen | 2015-05-22 20:08 | Comments(0)

追加購入した椅子

新緑のオオシマザクラと青空
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気持ちのいい風が吹いています。




こんにちは。

クレール高森ロビーに大きなダンボール箱が届きました。

追加購入の要望があった椅子ですね。

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ちょうど1年前。家具選びに悩んでいたことを思い出しました。

椅子もサンプルを沢山取り寄せて、座り比べてみたり… 
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張り地の色もクレールのインテリアに合うものを…
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と試行錯誤していました。

参考記事:
『シーティングと家具選び』
『イメージふくらむ… 家具最終決定』




施設ではどうしても車椅子の使用頻度が高くなります。

最近の車椅子は機能的ないいものが増えていますが、標準的な車椅子はパイプ椅子にビニールを張ったものと変わらない作りです。

一日中、車椅子に座って過ごすということは、キャンプやバーベキューで使う様な「折りたたみ椅子」にずっと座っている感覚と同じことになります。

皆さんも想像してみてください。

快適でしょうか?

特に自分で姿勢を変えたり、お尻をずらしたりできない要介護の方にとっては大変苦痛なものなんですよね。





これまでもポジショニングやシーティングの研修会も実施してきましたが、

「知る」にとどまっており、

実践「できる」には至っていません。

「車椅子は移動手段」と分かっていても、大人数ケアでは業務の流れから、中々、椅子に座り直す介護は浸透しないのが現実です。





クレール高森では、新たに個浴の介護に取り組むあたり、ご本人の起立能力(ADLレベル)を3パターンに分けて、介助方法をマニュアルにしました。

この「知る」を、実践「できる」にしていく為には、個々の意識向上やスキルアップも当然重要ですが、このような基本となる基準をつくり、みんなで実践する仕組みをつくることが鍵となります。


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先日のリハビリ委員会では、このADLレベル別の介護を発展させ、

「Aさんは、レベル1だから移動は歩行で、リビングでは椅子に座ってもらう」

「Bさんは、レベル2なので移動は車椅子を利用するけど、リビングでは椅子に移ってもらう。」

「Cさんは、レベル2だけど、頑張ったら歩けるようになるのでは? よし。トイレの移動は歩行器でリハビリに取り組もう!」

といた感じで、ご入居者の起立・歩行能力に合わせた暮らしの支援、生活のリハビリに取り組む体制(個別シート)を作ろう。ということになっています。


こういった仕組みを整えることが、ケアを変えていくことにつながります。




ユニットケアでは、どうしても生活空間がコンパクトになってしまい、『歩く』という機会が少なく、一日の活動性をどう維持し、高めるかが課題となります。

東潔明主任ユニットリーダーは、今年は『歩く』ことにこだわって、自立支援に取り組みたいと話しています。




今回、現場から「日中は椅子に座って過ごして頂こう」と椅子の追加購入の要望が上がりました。

「要介護だから車椅子を… ではなくて、できるだけ椅子の生活を!! 」と自立支援の介護を大切にしていきたいですね。


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一歩ずつ確実に・・・・
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by kuroshioen | 2015-05-20 12:17 | Comments(0)

間違った高齢者の嚥下食

「キザミ食」「ペースト食」は嚥下食ではない!?

皆さんどう思いますか?


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私がリハビリの分野から介護現場に携わることになり、

先ず、驚いたのが…



「嚥下障害があるので、キザミ食にしています。」

「誤嚥が心配なのでミキサー食を提供します。」

というやりとりです。




嚥下障害にミキサー食。キザミ食。

これは介護現場では何も違和感のない事ですよね。



しかし、これがそもそも間違いなのです。




正しくは、「キザミ食」は嚥下障害ではなく歯がない方に必要とする食事形態です。

このパラパラして食塊形成(食べ物のまとまり)がされにくいキザミ食は嚥下障害の方には、逆に飲み込みにくく、誤嚥のリスクが高まるのです。



では「ペースト食」。これこそ飲み込みやすい食事形態と思いますよね。

このペースト食(ミキサー食)を手のひらにのせて、手を傾けてみてください。とろーっと流れていくと思います。確かに喉の奥に流し込みやすい食事形態です。しかし、一方ではこのドロッとした感じの物性により付着性があり、手にこのペースト状のものが残ってしまうでしょう。

これが問題なのです。一度にしっかりと飲み込めない等、嚥下機能が低下している場合、ペースト食は咽頭残渣として喉の奥に溜まってしまう可能性が高く、これが気道に入ってしまい誤嚥性肺炎となる場合があるのです。

(これを回避するために『交互嚥下』『複数回嚥下』といった介護技術があるんですけどね)

当時、観察力がある介護職員から「嚥下が悪いという事でペースト食に変更したら、逆に喉のゴロつき(痰がからむこと)が多くなった。」という声が聞かれていました。

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実際に嚥下食としてはツルッとした食感のゼリー質のものが最も適するのです。
病院で食事のリハビリをする際には、先ずこのゼリーによる嚥下の練習から開始し、食事摂取がができるように訓練をします。


このように介護現場ではどこに行っても「キザミ食やミキサー食は介護食」ということが、何の違和感もなくスタンダードとなっています。

いつからこのような間違いが当たり前と言われているのか?

全国津々浦々どこの介護現場でも共通の認識。ここまで浸透しているなのはなぜ?

大変、疑問に思いましたね。




厨房改装に向けて新調理法(クックチル)を検討していた時、先進的に導入している施設に見学をお願いしたことがあります。

そこで、提供する食事形態の割合を尋ねたところ…

「常食の提供は10%ちょいですね。あとはキザミ食とペースト食です。」

という答えが返ってきました。大変衝撃的でした。

(私たちのの施設では約60~70%の方が常食を食べられています)






高齢者の食事のトラブルは嚥下障害ではない!?

次に、気づいたことは… 当時、カンファレンスにて「嚥下障害があるので診てもらいたい」と介護現場からあがってくるご利用者の大半は、厳密に言うと嚥下障害が無いという事です。

どういう事かと言いますと、最後にゴックンと飲み込む嚥下反射(咽頭期という)に問題があるのではなく、そこに至るまでの噛んで食べ物を砕く(準備期)、舌でもぐもぐして、砕かれた食物を上手にまとめて喉の奥に運ぶ(口腔期)という事に何らかの問題があるという方が大半だったということです。

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そこで気づいたことが、誤った認識で嚥下食としてキザミ食やペースト食を安易に提供していることが、高齢者の口腔機能を低下させることにつながり、食事摂取の問題を助長しているという事です。



加齢とともに歩きにくくなってきている…

危ないから歩かせないように、車椅子に座らせておこう。

これは本人の歩く能力を奪うことになります。
このようなリスクへの保身的なケアは、今はもう多くの施設では行いませんよね。
(まだそんな施設もあるかな?)

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食事が進みにくくなっている…

食事形態をキザミ食、ペースト食にしよう。

これは歩ける人を歩かせないことと同じことです。

「食べる」という事も、歩行と同じで噛んでもぐもぐするという口の運動(口腔運動)が大半なのです。少しでも歩く機能を維持しようと考えることと同じで、口腔機能を保つためには「少しでもお口から形のあるものを食べて頂こう」と、しっかり噛んで口の運動を必要とする「常食」を提供することが重要なのです。

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特養ケアでは神経学的な嚥下障害はほとんど見られない


このように私たちは6年程前から、できるだけ「ご馳走を食べて頂く」、安易に食事形態を落とすのではなく、個別の状況を把握し「できる限り常食を提供する」ことにこだわった食事ケアに取り組んでいます。

介護力向上講習会の講師である国際医療福祉大学の竹内孝仁教授も同様のことを指摘し「常食化」への取り組みを推奨されています。これは何も特別な事ではなく、竹内先生はリハビリ専門医なので、リハビリ的な視点から介護現場を見た課題は当然同じことになりますよね。

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しかし、実際にここまで「キザミ食」や「ペースト食」が安全な食事形態という認識が強く、かつ常にリスクと背中合わせの食事ケアを、根底から変えることは容易ではありません。



誤嚥や窒息事故のリスクへの不安感。

生命に関わることであり、どうしてもリスクへの保身的な考え方になってしまう。

そして専門知識に乏しく、経験則に偏ったケアという質の低い介護現場。

これら誤った食事ケアの実態がある以上、実現は難しいでしょう。




特に窒息事故によりる生命に関わるリスク。

これが大きく憚ります。

そこで、以前ご紹介した『エマージェンシーレスピレーター』の導入や、リスクマネジメント研修など基盤整備を行い、施設全体の方針として明確にし、介護職員が自信を持って取り組めるよう進めています。ここが最も重要な点なのです。



その詳細として…

窒息事故における食事形態の選択と過失の有無を、実際にあった裁判事例を挙げて解説し、「常食化」に向けた「自立支援の介護」といった、リスクチャレンジのケアに取り組む為には何が必要か・・・・など。

次回は、具体的に『誤嚥・窒息のリスクマネジメント』という記事を書きたいと思います。
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by kuroshioen | 2015-05-16 17:10 | Comments(0)

復興を願ったチャリティイベントIN那智勝浦

投稿遅くなりましたが・・・  

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出かけてきました!!

那智勝浦町の体育文化会館で4月29日に開催された台風12号被災復興支援チャリティーダンスパフォーマンス―「明日に向かって」にです。



このイベントは紀伊半島大水害(台風12号・2011年9月)からの早期復興を祈念し、日本舞踊、クラシックバレエ、フラ、創作ダンスなど、新宮市と那智勝浦町の舞踊5団体が参加した合同のチャリティーイベントです。今回が第2回にもかかわらずたくさんの方が来られていました。



一番前の席を用意して下さっていたので、かわいい子供たちの踊る姿が目の前で見ることができ、みなさん喜ばれていました。

日本舞踊、クラシックバレエ、フラ、創作ダンスの異なったジャンルの先生達が一つの曲を一緒に踊ったダンスはとても印象的で、今でも目に焼き付いています。

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全員でフィナーレ「明日があるさ」=熊野新聞より



S様、「私もよく子供の踊りに付いて回ったんや。」と昔の思い出を私たちに話してくれました。
このような話は今まで聞いたことがなく、新たな発見があり嬉しく思いましたね。

子供が好きなK様は、1時間座りっぱなしに「お尻が痛い」と言われながらも、踊りに見入っておられました。


お出かけに皆さんは大変喜ばれていました。


また来年も行きましょうねぇ~~~!!
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by kuroshioen | 2015-05-14 23:59 | Comments(0)

音楽のにじ

快晴の空が広がる日曜日の昼下がり

クレール高森のロビーにて、ピアノのミニコンサートが開催されました。

ピアノの演奏は『音楽のにじ』さんの、小学生から中学生の子供たちです。


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先日、1通のメールが届きました。

地域を代表するピアノの先生であった、前理事長岡悠紀子氏の元生徒さんからの問い合わせでした。

「岡先生のピアノが施設に置かれていると耳にしました。子供たちと一緒に弾かせて頂けなでしょうか?」という内容です。

是非、ご入居者との交流の場に… ということでお越し頂きました。

参照:記事『グランドピアノのある施設』



緊張しながらも、一生懸命に演奏する子供たちの様子に、ご入居者さまも自然にほがらかな表情に・・・
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曲目は・・・

Let it go~ありのままで~ (クリスティンアンダーソン)

あまちゃんのオープニングテーマ

バタフライ (木村カエラ)

などなど、日頃より耳にするものばかり。


ご入居者さまも自然に、曲に合わせて口ずさんだり、リズムを取る様子があり、とても心温まるミニコンサートとなりました。





最後に、司会進行の教え子さんから、

「この曲に岡先生の心温かく優しいお人柄を想い浮かべ… そして、時には厳しい指導を頂いたことを想い浮かべ… そのメリハリを表現し、演奏を行います。」という紹介があり・・・

植由香先生によるシューマン作曲、子供の情景より「異国から」「夢」の演奏が始まりました。
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岡悠紀子氏への想いをのせた演奏が、ロビー全体に響きわたり…

集まった人皆がその響きと音色に聞き入っていました。



ピアノの音色は、耳から…というより、

心の奥に直接響いてくるような感じがします。





演奏終了後には、喫茶コーナーを囲んで、演奏をしていただいた子供たちとご入居者、そして子供たちのご家族様にケーキと飲み物をお出しして、団欒のひと時を過ごしました。
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「お嬢さんは何年生?」

「とても良かったよ。ありがとね!!」

「また来てね~。」

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とケーキを食べながらご入居者は、子供たちとの交流を楽しまれました。

また子供たちに付き添って来られたご家族の方も、初めて訪れたクレール高森のこれまでの特養にない雰囲気に感心されておられました。



このような地域交流の場をこれからも大切にしていきたいと思います。

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by kuroshioen | 2015-05-12 15:54 | Comments(0)

秘密兵器②『イマムラIMG吸引ノズル』


さて、前回に引き続き『誤嚥・窒息の急変対応』について・・・


参照記事:『秘密兵器!? エマージェンシーアスピレーター』
 リンク:http://kuroshioen.exblog.jp/23987615/


窒息対応の秘密兵器シリーズです。




これ!?
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そうです掃除機。

よくお正月の頃に、お餅で喉を詰まらせた時に、家庭にある掃除機を口に突っ込み、吸引し一命を取り留めた… というニュースを耳にしたことはありませんか?

確かに掃除機の吸引力は効果があるようです。







では、

施設で喉を詰めて苦しんでいるお年寄りを発見。

すぐに、掃除機を持ってきて、スイッチON。



この対応は正解でしょうか?




詳しくは、次の機会に『誤嚥・窒息のリスクマネジメント』にてお話をしたいと思っていますが、これで成功したなら問題はありませんが、もし何らかの事故に至った場合、施設における介護職員の対応という視点からは、この「掃除機を選択したこと」は問題となります。

参照記事:窒息対応 掃除機がダメな理由
 リンク:http://kuroshioen.exblog.jp/24626021/



繰り返しになりますが、私たち介護職員は素人ではなく専門職です。

求められるのは、プロとしての対応力なのです。
ここが家庭介護との違いですね。


やはり、「常食化の介護」といった、自立支援の介護の実践には、その基盤となる介護職員の高い資質と現場力(介護力)は不可欠ですね。






そこで今回、ご紹介する秘密兵器②
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『イマムラIMG吸引ノズル』

●材質/天然ゴム、PVC ●仕様/ノズル直径1.3cm
医療機器届出番号 13B2X00231000011
クラスI<一般医療機器>

これは、相生消防本部と兵庫県立姫路循環器病センターが開発したものです。

これは家庭用の掃除機に接続する吸引ノズルです。市販されているすべての掃除機に接続できるのが特徴です。 直径13㎜の細い管のため吸引力が強くなり、従来、一般的に病院などで使われている電動式吸引機では取りにくかった肉やお餅、パンなども簡単に吸い取ることができます。(パンフレットより)

救急車が到着する前に、誰でも簡単に素早い対応ができるものということで、 開発され製品化されたものです。




<使用方法>
1.掃除機のスイッチをいれます。
2.吸引ノズルのゴム球を掃除機の先に当てます。
3.口を開けさせて、ノズルを口の中に5㎝くらい入れます。
4.ノズルを入れたら口と鼻を手でふさぎます。約2~3秒で口からノズルを抜きます。
5.1回で取れない場合は、2、3回繰り返してください。
6.それでも取れない場合は、直接ノズルを異物に近づけて吸引します。
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注意:スイッチを長く入れると吸引力が強いため、自発呼吸ができにくくなるので注意してください。





どうも、このノズル直径13mmとう太さが、解剖学的にポイントのようです。

餅やパンなどの比較的大きな異物の除去には、喀痰の吸引などに用いる直径の細いものより効果的ということですね。(エマージェンシーアスピレーターも同様に直径13mm)


この『イマムラIMG吸引ノズル』は小さなお子様や高齢者のおられる家庭の、万が一の常備品としても、大変お勧めできるものです。


楽天ランキング1位を獲得したとか?
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是非、ご参考にしてください。






ヨーロッパの救急隊の常備する『エマージェンシーアスピレーター』

相生消防本部と兵庫県立姫路循環器病センターが開発した『イマムラIMG吸引ノズル』

では、私たちの施設ではどちらを、誤嚥・窒息対応マニュアルに採用したかと言いますと… やはり電源を必要とせず、どこでも即座に使用できる『エマージェンシーアスピレーター』です。
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次回は、施設ケアにおける窒息死亡事故訴訟の判例から考える、食事ケアの考え方についてお話をしたいと思います。

参照記事:『誤嚥・窒息のリスクマネジメント』
 リンク:http://kuroshioen.exblog.jp/24089916/
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by kuroshioen | 2015-05-10 23:59 | Comments(1)