クレール日記

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第3回ユニットケア推進委員会『食器』ほか

こんばんは。

本日、第3回ユニットケア推進委員会を開催しました。

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前回の第2回委員会では、「ほのぼのNEXT」24時間シートシステムの今後の運用について議論をしました。そこで・・・

「パソコンの操作が複雑なのでは? 」

「個別入力は手間がかかり業務の進行に影響があるのでは?」

・・・などの意見が出ました。

そこで各4ユニットのリーダーが、それぞれ1名ピックアップしたご入居者さまの『24Hシート』を作成し、実際に記録入力を行ってみて、その様子から課題を検討してみよう事になっていました。





今回の議題の1つは、引き続き『24時間シートシステム』についてです。
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メーカーによる操作方法の説明では、課題が多いような印象でしたが・・・

実際にソフトを試用した東潔明ユニットリーダー、西友紀ユニットリーダーともに… 「初めに24時間シートがきめ細かに立案していれば、記録入力は手間もかからず意外にも楽だった。」という事でした。

一方で、水分量や食事量などは平均摂取量などそのデーター分析が24Hシートシステムでは管理が難しいことから、従来型特養で使用している記録システムを活用する方がいいという意見になりました。



私たちはユニットケアの理念にもある「暮らしの継続」に加えて、医学的知識に基づく質の高い専門的なケアの展開にもこだわりがあります。そこで個々の排泄や食事、水分摂取量のデーターよりアセスメントすることはとても重要です。

現在、みんなで工夫して作成し、活用している紙ベースの「生活チェック表」を残して、引き続き運用する方向性で意見がまとまりました。
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従来型の記録システムと、新たに導入する「24Hシートシステム」を併用することで、私たちが目指すケアがより一層効率的なものになるという手応えを感じています。

今後、さらに検討を進めて、次は新人や現場スタッフがしっかりと理解して活用できるよう、業務マニュアルを作成し、ソフト使用のための操作勉強会を実施していく予定です。







次の議題は『ユニットで使用する食器』についてです。

現在は黒潮園の食器を持ち込んでケアを行っていますが、この4月に新たな入居者をお迎えするにあたり必要となる食器の扱いについて議論しました。
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ユニットケアでは個々の生活リズムに合わせた暮らしの継続を目的としており、食器類もご自身が使い慣れたものを持参して頂くということが推奨されています。

そこで議論をした結果、全ての食器を揃えて頂くということは難しい面も考えられ、「ご入居者さまにはお茶碗と箸、湯呑に関しては使い慣れたものなどを用意してもらおう」ということになりました。勿論、ほかの食器の持参を希望された方にはお持ち頂きたいと考えています。




その他の食器についてはこちらで用意することになり、次の話題は… その材質です。

病院などでよく見かける軽くて割れにくい材質のものをメラミン樹脂食器と言います。一般家庭で使う陶器の食器は割れるために病院や施設では採用は希で、メラミン樹脂食器が主流となります。黒潮園の食器もこのメラミンです。
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メラミンは樹脂なので割れにくく管理が容易という点だけでなく、軽量なため筋力が弱くなった高齢者の食器に適するというメリットからも施設での使用が一般的となっています。しかし、家庭的な料理の盛り付けという点からはやや難がありますね。



一方で、古くから日本人に親しまれてきた「磁器食器」にアルミナを配合し、割れにくくした『強化磁器』というものがあります。割れにくい上に家庭的な食器に近い質感が特徴です。
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ではクレール高森ではどれを選択するのか?



「陶器の感じはいいけど… 割ってしまう心配があるし・・・。」

「家庭の暮らしではお年寄りの方も誤って食器を落として割ってしまうことは当然。施設だから割れない食器でないといけないということは無いのでは?」

「破損が多くなるとコストも問題ないになる。」

「強化磁器とメラミンでは値段の差が大きいのか?」

「それ程変わらない。であれば、家庭的なケアを目指すクレール高森では質感を重視して磁器食器がいいのでは?」



ということで『強化磁器食器』を選択することに決定しました。


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料理は盛り付ける食器によって、見た目の美味しさが左右されると言われます。施設らしさという枠には因われないケアを目指すクレール高森。選ぶスタッフのセンスも重要になりますね。






その晩。ユニットに足を運ぶと・・・
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東潔明ユニットリーダーと西美佐副主任が何やら居残っています。数箇所ある倉庫や収納にある備品のリストの作成作業を行ってくれていました。


今回、新たに採用させて頂いた職員の教育研修プログラム(座学)を終えました。これから現場で実践しつつ業務を覚えていきます。

そこでこういったマニュアルや手順書の整備は今後の課題となります。


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一から作り上げるクレール高森のユニットケア・・・

一歩ずつ前進しています。
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by kuroshioen | 2015-01-30 23:59 | Comments(0)

自動ドア

こんにちは。

介護職員の峯です。




いつか、無くしたい物…


それは、自動ドアに付いてある
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↑これです。




またまた、訪問時代の話。

認知症を患っていたAさんは、自宅へ訪問すると、自宅に居ない事が時々ありました。

まず、私達は、Aさんが何処にいるのか探す事から仕事が始まります。家に居れば「良かったよ。」と胸をなで下ろし、居なければ気合いを入れて探しに行く…。

Aさんは、身体は丈夫な方だったので、遥か遠くの畦道を歩いていたり、ご自分の家と隣の家との間に上半身をねじ込んで草むしりをしている所を発見した事もあります。初めは、Aさんに気付かず、30分が過ぎ、諦めかけた時に下半身を見つける。「ここに、おったんや…。」と思い、ホッとしたものです。1時間の訪問時間で見つけなければいけないし、食事や薬も…、そして、次の訪問先があると思うと焦りは半端なかったですね。



家に閉じ込めておくのは簡単です。

リスクはありますが、ご家族や私達ヘルパーは、『鍵をかける』といった方法はとりませんでした。そして、Aさんは、少しずつ体力が低下すると共に外へ出る事はなくなっていきました。




ショートステイ利用者のNさん

Nさんは、認知症を患っています。身体も丈夫です。食事やトイレ等も自立されています。Nさんは、特に、夕方になると「家に帰る。玄関は何処な?」と玄関を探してリビングを歩いてまわります。一度、自動ドアのボタンを押して外へ出られた事もあり、Nさんが来られた時は、今の所、リビングの一番奥にある、外へ続く浴室の鍵と汚物室の鍵をかけています。後、外庭へ続く窓の鍵ロックは今の所様子を見ながら…。
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その後も、自動ドアのボタンを押し、共用ロビーへと行かれたり、職員の知らない間にそっと後ろについて、一緒に自動ドアからロビーへ出られた事が何回かあります。一度、リビングから出ると、しっかりされている所もあるので、皆、Nさんに苦戦しています。

この時のNさんに手を差し伸べると…何かを察して、パッと両手を後ろに回します。なので、身体に触れず、ご自身の意志でリビングに戻って頂かなければなりません。ユニットに職員が1人の時は、宿直の方が話し相手になってくれたりします。


そして、夜になると落ち着いてきます。


「家どこな?」と思って玄関を探している時のNさんは、眉間にシワが沢山できます。ショートを訪ねて来た介護職員が、入り口のドアで居たNさんの眉間のシワを見て「こりゃ、今はあかん。」と自動ドアを開けるのをやめて、ショートユニットへの用事を後回しにした程です。

後で、私に「あの時Nさんは、かなり厳しい顔したぁたね。」と笑って言ってました(▼∀▼)


でも、笑うと、Nさんはとても可愛いく笑顔が素敵な人です。
眉間にシワが沢山ある時のNさんも可愛いです(*'▽'*)





ある日、とてもしっかりされたショートステイ利用者のOさんがユニットを出て1人で外を歩いているのを見て、他のお年寄りの方々からも『出てもかまんのか?』と言われました。入り口へ行っても、自動ドアが開かない事によって『ここから出ては駄目ですよ』みたいに思われていた…と改めて気付きました。



自動ドアのボタンを取るという事は、私達職員の負担は計り知れないと思います。リスクもあります。自動ドアのボタンがある事で、安全性は高まります。しかし、何処か拘束をしているような気がして…もっと自由に…と、感じています。
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日中に玄関を探しているNさんを誘って、一緒に日光浴・・・
(*・ω・人・ω・)
「綺麗な空やなぁ。」ですって(^^)


本当は、時間を気にせず「そろそろ、部屋へ戻ろか。」と言ってくれまで、Nさんとゆっくり付き合いたいな。
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by kuroshioen | 2015-01-28 23:58 | Comments(0)

面白い『椅子』

椅子などクレール高森の家具の選定は、その機能性と各ユニットのインテイリアに合うデザインに合わせて選択しました。そこでお世話になった各社のひとつであるオリバーさんから2015年の商品カタログが送られてきました。

そこで気になった新商品。


一見、何の変哲もない『椅子』ですが・・・
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面白いのはその機能。
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背もたれにリクライニング機能があるんです。
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背骨が丸く変形した「円背姿勢」の方でも安定して椅子に座ることができるように開発されているんです。視線が前を向くことで食事や手作業などが無理なくできるようになります。

このような姿勢の方は車椅子でもなかなか姿勢が安定しないため、座クッションや背クッションを活用するなど、介護現場では色々と工夫を要することが多いんですねぇ。

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車椅子の機能と関連商品の多様化は進んでいますが、日頃の暮らしの中に自然にある『椅子』も今後、高齢者のケアに特化したものが増えてくるでしょうね。

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この様な椅子だと… お食事も車椅子をやめて、安心して椅子に座って食べて頂けそうですね。


『暮らしの継続』施設らしからぬ居住空間の設計にこだわったクレール高森ですが… インテリアとしても実用性からも興味ありますねぇ~。




クレール高森 ショートユニット


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by kuroshioen | 2015-01-26 22:27 | Comments(0)

新入職者の『教育研修プログラム』

クレール高森・黒潮園では昨年12月に新規採用募集を行いました。


これまでも申し上げてきた通り、現在、クレール高森にご入居されているのは既存特養黒潮園の方です。黒潮園の改修工事中の仮住まいとして入居頂いています。予定では3月末に黒潮園改修工事を終え、4月よりクレール高森の新規入居を予定しています。昨年7月に開設したクレール高森ですが、この4月が実質の新規オープンと言えます。

そこで、4月までには1施設の開設に必要な職員の雇用が必要であり、規模の大きな介護職員採用を計画してきました。
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お陰さまで先日実施した事前採用の一次募集には、介護の仕事が初めての方から他の事業所での経験のある方まで多くの方の応募がありました。選考の結果、高校卒業予定者3名を含み12名の方に採用通知を出させて頂きました。


そしてこの1月16日より私たちに新しい仲間が加わりました。
(残す数名の採用は2次募集にて行います)

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私が黒潮園に着任した当時の現場の問題点の一つに、新入職者への教育研修の体制が全く整っていないということがありました。

介護職員の離職率が高いということが問題視されていますが、多くの特養では… 「現場は忙しくて、十分に指導してあげる時間が取れない。」「マニュアルもなく指導内容が統一できない。」など多くの課題を抱えています。

私も病院では、理学療法士の学生実習を受け入れていました。提供するサービスの内容も大切ですが、実習指導体制など、しっかりとした指導力、人材育成ができる現場かどうかを見れば、その職場の善し悪しやサービスの質が分かるものと言えるます。



そもそも施設介護は、経験則にて積み上げられてきた業務が多く、「昔からこうしてきたから、こうしなさい。」といった指導や、知識や根拠など基礎からではなく「オムツをいかに手際よく確実に交換できるか?」といった作業的な指導となっていることも課題といえます。

そういった中で、先輩介護職員が「新人を一人前に育てる!?」「あの子は覚えがイマイチ」といった会話をされている様子に大きな違和感を覚えました。

「人を育てる」「教育する」という言葉には大きな責任があり、指導する立場の人間がそれ相応の成長なしには、安易に喋ることができないと実感しています。現場の技術に優れている技術者と、人材育成ができる教育者といものは必ずしも一致しません。指導者は自身を研鑽する謙虚な気持ちを持つことが何より大切になります。




施設では慢性的な人材不足で十分な指導もできず、経験者も未経験者もとにかく即戦力として現場に入り、そこで見様見真似で仕事を覚える。場合によってはすぐに夜勤まで入らないといけない・・・そういった過酷な現場も耳にします。

介護現場における人材育成体制の充実は、今日明日で作り上げる事ができるようなものではありません。大変なことですが…この課題を少しずつ解決していかなければ、人材の定着やサービスの質向上は実現しません。

いい職場を作る第一歩ですね。




黒潮園中期事業計画における今年度のクレール高森新特養開設を実現するために、この5年間に中間管理職の意識改革と組織力向上、研修体制の充実など、新規採用者の指導体制をつくることに向けステップアップしてきました。

当然、まだまだ十分とは言えませんが、今回の事業拡大における大規模採用では黒潮園初の試みとなる『教育研修プログラム』を実施しています。

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現場での本格的な業務に入る前に10日間は、「黒潮園の理念」「黒潮園が目指すもの」から始まり実技練習まで、座学を中心に講義方式でプログラムを組んでいます。昼食時間と夕食時間を通じて現場の様子やご入居者さまのお名前などを覚えて頂いています。

『黒潮園の理念と方針について』
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松浦看護主任による『介護現場における医療について』
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グループワークを通じた交流
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全国的には人事制度や研修制度などがしっかり整っており、先駆的な取り組みをしている魅力的な法人も多数あります。新しく介護の仕事に就く人も安心して働けますね。

私たちはまだまだ及びませんが、何とかこのような形で新しい職員さんを迎えることができたことにホッとしています。これまで取り組んできたケア改革により、理念や目指す方向性が明確になり… 講師を担当するそれぞれの部署の主任や副主任、そして私たち社会福祉法人黒潮園が一歩づつではありますが成長してきた結果だと思います。




研修ノートのコメント欄では・・・

「一人間の尊厳に対しての重要さ奥深さを学びました」

「利用者との外出(温泉・回転寿司・ホエールウォッチング)。介護には際限なく様々な可能性を秘めていると感じました。」

「身体拘束廃止活動と虐待防止活動の話では、過去の施設対応が今では考えられないものだと知り、介護の理解を深めて利用する方が居心地良くしていかなければならないと思いました。」

「認知症の講義では、その人の気持ちになって”何故そのような言動をされるのか?”を考えることがいかに大切か知りました。」「コミュニケーションを取る方法。作業に追われる中で以下に相手の気持ちを理解するか…難しいなと思いました。」

「初めて出会う人。初めて出会う言葉。この年齢になって初めてづくしで、1日上がりっぱなしでしたが、頑張ろうと決めた事だから今日の日を忘れずに日々精進しようと思いました。」

「周りの方々と打ち解け、スムーズに話をすることができるきっかけを作って頂いて感謝しています。」

「黒潮園のこれから取り組んで行きたい事などが良く分かりました。これからの活動に少しでも黒潮園の目指す方向に近づけるよう入居者さんや職員の方たちと関わっていこうと思いました。」

「黒潮園の理念についてや介護について私たちの目指すものは等を学びました。今まで働いてきた施設の中で1番私が思っていることと同じ想いの方針にとても素晴らしいと心の中で思いました。」

「黒潮園はきっちりとされている施設だと思いました。何日もかけて教育研修スケジュールを組んで頂き、分からない事、忘れていた事、再度認識することが出来ありがたいです。」

「黒潮園の職員としての志を大切にし、法人理念に添い、1日1日の振り返り気づきを大切にし、一歩づつ自身の能力向上に努めていきたいと感じました。」

この研修を通じ様々なことを胸に感じて頂いているようです。

それぞれの初心を大切にして頂き、その『想い』を『形』にしていくことが大切ですね。




皆さんはこの度、私たち社会福祉法人黒潮園にご縁がありました。是非、共に力を合わせて質の高いケア、魅力的な介護現場をつくっていきましょう!!



(4月1日採用に向けた二次募集は近々公表させて頂く予定です)
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by kuroshioen | 2015-01-22 11:20 | Comments(0)

地域密着型特養日好荘スマイル

こんにちは。

第5期介護保険施設整備計画においてこの紀南地方の各市町村に地域密着型特養の整備が計画されました。新宮市では私ども社会福祉法人黒潮園がクレール高森、串本町は以前にご紹介した上野山にしき園、そして那智勝浦町には日好荘スマイルが計画されました。


昨年10月に開設された那智勝浦町に新たに建築された特別養護老人ホーム日好荘スマイルですが、完成披露された竣工式に出席させて頂きました。施設に戻ってその様子をスタッフに話をしたところ、是非、見学させて頂きたいという声があがりました。

そこで、日頃から大変お世話になっている日比なな理事長に相談をさせて頂いたところ… 快く受け入れて頂きました。



地域密着型特別養護老人ホーム日好荘スマイル
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敷地面積:6699㎡
建物面積:1781㎡
構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造地上3階、地下1階
定員:29名(3ユニット)
設計・監督:株式会社アイ・エフ建築設計研究所
施工:株式会社ケイズ




実は見学に伺ったのは昨年の9月29日。
(まだ日焼け姿に半袖のシャツをきていた頃です)
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このブログに紹介させて頂こうと原稿を途中まで書きつつも完成させることができないままでして… 遅くなりましたが今回ご紹介させて頂きたいと思います。









建物の外観はいたってシンプルな感じです。

クレール高森と同じように、従来型施設である特別養護老人ホーム日好荘那智園のすぐ隣の敷地にサテライト型として建てられています。
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施設病院とは一線を画するモダンな外観で存在感を際立つものとするクレール高森とは違い、既存特養とマッチングに配慮されているのでしょうか?特別新しいという主張がなく、飾らない自然な存在感が印象的です。

設計は大阪にあるアイ・エフ建築設計研究所さんです。吉羽逸郎設計士は竣工式の中で、「建築物の最も大切なことは、デザインや飾ることを先行するのではなく、そこに住む方を雨、風さまざまなことから守る安心できる建物をつくることである。」と話されていたことが印象的でした。




夜勤の勤務体制(2ユニット1名夜勤)や建物の設計の効率を配慮すると、地域密着型ユニット施設では、ショートステイを併設して偶数ユニットで計画するケースが多いですが、日好荘スマイルは定員29名の3ユニット(奇数ユニット)で構成されています。

1階平面図
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2階平面図
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この3ユニット(奇数ユニット)のため基本レイアウトは1Fに1ユニットと事務所など共用部を、2Fに建物左右にユニットを配置し、浴室や介護材料室など機能的なものは各ユニットに設置せず建物の中央で共用とする設計となっています。


効率的に延べ床面積を抑えるレイアウトパターンとなっています。(このあたりは建築コスト削減にも大きいですね)




この地域密着型特養は利益性の低い事業と言われています。ユニット内を見学させて頂くととてもコンパクトにまとめられており、建築コストを抑える工夫がよくわかります。

このあたりは各法人の施設の位置付けや方針が大きく影響するところですね。





玄関
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エントランスを抜けて広がるロビー・多目的室
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ユニット玄関(ユニット入口)
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扉は住まいの玄関を模するような飾りをなくしたシンプルなカームドア


コンパクトにまとめられたユニット
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ローカの左右に居室があり、写真中央右の共同生活室(リビング)を囲み、導線が短いコンパクトなユニット


共同生活室
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建物の1スパン(柱から柱まで)におさめる工夫をされているからか…やや狭い印象ですね。

施設設置基準では1人あたり2㎡とあります。1ユニット10名で20㎡。畳1帖≒1.65㎡(地方によって若干異なる)ですから約12帖強のリビングが法で定められる広さといえるでしょうか。しかしテーブル・椅子を置いてその間を、高齢者の方が車椅子を自由に操作出来る有効寸法を考えると…この法定面積では結構きついんですよね。

共同生活室の設計はご入居者の想定を歩行自立、車椅子で自走とするのか、または車椅子介助での移動なのか?また家具の大きさやレイアウトを先に想定して設計する必要があります。

このあたりは「ご入居者の暮らしと自立支援」という点から重要なポイントになってきますね。




キッチン周り
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ここは働くスタッフの作業性を左右する部分です。見学させて頂いた女性スタッフは興味津々。いろいろと物色中です(笑)。
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正面のキッチンに置かれた四角い機器。なにかなぁ・・・電子レンジ?

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卓上型の食洗機だそうです。こんな商品もあるんですねぇ~。

一般家庭で多くて5人家族でしょうか…そこに親戚も集まって10人? 1ユニットでは常時、10名分の食器を扱うので一般家庭用食器棚では収納力が不十分となります。何よりユニット施設の設計で配慮する点は、ユニットで盛り付けをするのであればキッチンの広さですね。1ユニット分の食材をお皿に盛り付けするには結構な作業スペースが必要になります。キッチン周りはやはり狭い印象ですかねぇ。




居室
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床材はフローリングではなくクッションフロアーを採用していて、暮らしの設えというより清潔感があり衛生面が重視されています。



面白いのはその入口の扉。
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居室入口の開口寸法がベッドの出し入れができないということから、建築中に大きな議論になり、設計を一部変更して上吊りのローリング式回転扉としたということです。(ちなみにクレール高森はベッドを立てないと入りません)
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私たちも居室内のトイレの使い勝手を検討する際に、できるだけ入口ドアの開口を広げる工夫として検証した案の1つにありましたが、高齢者の方の目線から使い勝手を考慮すると、日常的な動きではないことから不採用になった方法です。

居室洗面台
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トイレはユニットに4ヶ所、居室扉と扉の間に車椅子対応の共用トイレが設けられています。
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次はお風呂です。
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このブログの過去の記事の検索でも、施設の浴室設計シリーズをご覧になられている方が多いようで、皆様も関心が高いようです。



建物中央に1Fは重度介護者に対応する特殊浴槽
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2Fには個浴槽を設置されています。
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暮らしの場として1つのユニットでケアが完結することを目的とするユニットケアでは各ユニットに1ヶ所ずつ個浴槽を設置する設計を推奨されています。(当然、建物面積増、設備も含め建築コストUPの要因となります)

私たちも悩みましたが、各ユニットに浴室を設けています。しかし効率を優先するのであれば、従来型施設の設計にあるように1ヶ所でかつ、日好荘スマイルさんのようにケア導線の中心に位置するレイアウトがいいですね。

私たちはあえて考え方を従来型特養ケアから切り離すためにも、各ユニット4箇所に浴室を設計しましたが、実際に運用してみると1フロアー2ユニットに1ヶ所の浴室でも全く問題ない感じです。
(ある意味そのメリットもあると感じています)

原則、マンツーマンケアを唱っているユニットケアですが、私たちは個浴の導入においてはADLレベル(身体能力)に応じて、2人介助での入浴も行っています。そうなると実際にはフロアーの片方のユニットの浴室は使用しないで運用することになるんですよね。




ここで勉強になったのは個浴槽での介助方法です。

トイレにしてもお風呂にしても、手すりの位置や福祉用具の活用はとても重要です。介護の方法など施設によってその考え方や特色は異なる部分です。

クレール高森の開設前には初めて取り組む個浴での入浴をどのように進めるか、東潔明ユニットリーダーと検討を重ねて準備に取り掛かりましたが… 日好荘さんは従来型特養にも個浴を導入していたため、そのノウハウから手すりなどを設置しているということです。
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実際の使用方法を詳しく解説して頂いた楠本介護長
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入浴介助の手順も私たちが行っているものとは違い、参考になりました。
是非、また機会を頂けましたら詳しく勉強させて頂きたいと思います。


このように施設のつくり(建物)はケアの内容や入居する方の暮らしに直結するとても重要なものです。各施設(施主)と設計士の考え方が大きく左右する部分ですね。




これだけ、ユニットや浴室などをコンパクトに設計しているにも関わらず、建物全体の延床面積が1781㎡あるのはなぜかなぁ… と思いつつ3Fに上がると・・・
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オーシャンビューの広い多目的室がそこにはありました。山側にも多目的室がり、フロアー全体が多目的室といった感じです。

3階平面図
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多目的室前のテラス
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このバルコニーからは、目の前の那智湾で打ち上げられる花火大会が鑑賞できます。

クレール高森も太平洋を眺める高台にありますが、日好荘さんはその海との距離が近いんです。個人的にはとても羨ましいロケーションです。
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私、眼下にある港でよく釣りをします。そして右に広がる那智ビーチは夏に子供とよく遊ぶ場所です。そして左手の海岸線にはビッグウエーブで有名なワイルドロックなど日本屈指のサーフポイントがあり、大きな波が立つと私もチャレンジしている場所です。
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もし僕が入居したら、この色々な表情をなす海を毎日飽きずに眺めているでしょうねぇ~(笑)。




本当に素晴らしいロケーションです。






全国的に施設整備が進んだここ十数年ですが、この和歌山県南部の紀南地方では新しい特養の整備計画はされないまま経過しました。

近年、「高齢者福祉は施設ではなく在宅」という国の政策に大きな転換があり、サービス付き高齢者住宅の整備に力が入れられ、入居待機者が多いにも関わらず新たな特養の建築は不要との見解が示されています。

この第5期介護保険の施設整備計画が、当地方に整備される最後の特養となると思われます。そう考えると各地域に建築された新特養の意義はとても大きなものだと言えます。

施主の求めるものと、設計士さんが一体となって形となる建物です。どの建物にも個性や色があり唯一無二なものです。

クレール高森も含め、この第5期計画で誕生した新特養は地域福祉の担い手として、これから永き歴史を刻んでいきます。




最後になりましたが、開設前で大変忙しい中、見学を快諾いただきました、社会福祉法人紀友会日比なな理事長、施設案内をいただきました楠本介護長に心より感謝申し上げます。
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by kuroshioen | 2015-01-20 20:22 | Comments(0)

新宮市駅伝大会2015

1月18日(日)に新宮駅伝大会が開催されました。
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(写真は2014年大会のスタートの様子)

全7.0kmのコースを世界遺産である熊野速玉大社をスタートし、新宮市内を4区間でタスキをつなぎ、ゴールの新宮市役所を目指すというものです。
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1区 熊野速玉大社~新宮警察署前 (1.7km)
2区 新宮警察署前~はばたきの家 (1.4km)
3区 はばたきの家~三重交通前  (1.9km)
4区 三重交通前~新宮市役所   (2.0km)


今年は7部門に159チームがエントリー。

この新宮駅伝大会「オープンの部」に社会福祉法人黒潮園から2チームが初参加しました。


市役所駐車場に集まった参加者
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この人数・・・

さて、我が黒潮園チームはどこ? ウォーリーを探せ?
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事の発端はと言いますと・・・・


クレール高森の新谷・端地・東口介護職員らが、先般、那智勝浦で開催された『天空マラソン』に参加したことです。

10kmコースに参加し、完走したことから…



「次はホノルルマラソンかなぁ…???」

「大阪ABCマラソンも出ようよ!!」

「先ずは、新宮駅伝とちゃう?」 という会話からです。



「当然、理事長も小林事務長も参加でお願いしますよ~!!」 です。
(すでにメンバー登録されていました)


もちろん平根介護主任にも指名の矢が・・・




黒潮園Aチーム
1区 実力未知数の大野事務職員 
2区 高校時代は陸上部より速かったというエース森沢介護職員 
3区 目標1km4分?の女性エース端地介護職員
4区 トレーニングをするも走ることは嫌いな私???

黒潮園Bチーム
1区 この企画の首謀者? 新谷介護職員
2区 50歳を超えても元気ハツラツ 小林事務長
3区 練習なしで天空マラソンを完走 東口介護職員
4区 野球部で日々しごかれていた クレール主任平根介護職員

こうして結成された黒潮園AチームとBチーム





昼休憩にクレールを覗きに行く度に、マラソンの話で盛り上がっており・・・


「チームのTシャツを作ろうって話になっていますから、宜しくお願いしますね。」

どうやら女性陣はランナーファッションやシューズを前回に揃えているようです。


かなりの意気込み???



ちなみに新谷介護職員からは…

「理事長。Aチームはガチのチームですからね! アンカーは重要ですよ。」

「目標、オープンの部10位以内入賞です!!」



やるなら… と男性陣もそれぞれシューズやスパッツなど購入し、自己練習を開始。

小林事務長は右ふくらはぎを痛めながらも張り切って練習。

マラソンの経験がない私も、「最低でも1km4分で走らないと…」という言葉でプレッシャーをかけられ、夜な夜なタイム練習を…



さて、大会当日。
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黒潮園の文字を背に・・・

受付後の各コースへの移動を担当する選手兼監督の小林事務長の車のバッテリーが上がるハプニングからの始まりとなり・・・




各自の持ち場の中継所で待機。
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第4区アンカーの中継所。 実は2人緊張しています。




時計を見ると9時50分。

いよいよ第一走者がスタートの時間。



そこから緊張しつつ待つことしばらく・・・

拍手と歓声の中…警察車両に先導された1位通過の選手が到着。

格好も本格的。ものすごい速さで駆け抜けていきます。

その後、次々と3区走者がアンカーにタスキを渡していきます。




しかし、なかなか黒潮園チームはやってきません。



待てど待てどもやってきません。


小学生のチームも通過・・・



もしかして何かハプニングで途中棄権???






と不安になっていたところにAチーム3区端地職員の姿が…


もうこうなれば気合と根性のランです。





沿道では、黒潮園Tシャツを見た方から…

「黒潮園頑張れっ!!」の声援を多数頂きました。 
(余裕がなかったのですが…入居者ご家族の顔も見られました。)

しんどいからこそ嬉しいですし…何より、気合が入りましたね。
ご声援本当にありがとうございました。



声援の後押しを受け、何とか30人近くは抜きましたが・・・・ 

結果はと言いますと・・・・

プレッシャーをかけられていた「オープンの部10位以内」には程遠い順位?でした。



しかし、みんなで全力で頑張った達成感と充実感を分かち合うことができ、とてもいい経験をすることができました。


ゴールするBチームアンカー平根介護主任
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早速、来年はこうしよう、ああしようという会話が・・・

勿論、リベンジします!!

(首謀者新谷介護職員は、想定していた天空マラソンとは雰囲気が余りにも違ったようで…駅伝はやめて来年は川湯温泉の仙人風呂かるた大会に出る!?との心の変わりようです)





実は、私は黒潮園の代表として着任した頃から実現したいと思っていることがあります。


私は仕事では何よりチームワーク、お互いの絆がとても大切なものと考えます。

前職の病院でリハビリテーション部の管理者をしていた頃に、スタッフみんなが一つになれるものを・・・といろいろ思案したことがあります。



球技などはそれぞれ得て不得手があるものではなくて… 

駅伝は走者は孤独と忍耐が必要。

何がいいか?



ということで閃いたのは・・・

『ドラゴンカヌー大会』(久美浜)
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みんなが一つになり、同じ目的に向かって一生懸命こぐ・・・。



夢はこのドラゴンカヌー大会に、チーム黒潮園で出場したいということですかね。


そして勝つことです!!
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by kuroshioen | 2015-01-19 16:58 | Comments(0)

鏡餅に伊勢海老?


こんにちは。

お正月もあっという間に過ぎ去り・・・

何かと忙しく、ブログの更新がご無沙汰となってしまい申し訳ございません。






黒潮園・クレール高森では月に2回、摂食・嚥下のリハビリを専門とする言語聴覚士神代先生による指導を受けています。


先日、今年初回の来園時のことです。
(大阪にある河内総合病院より見えていただいております)



1月11日「鏡開き」の日まで、玄関に飾られていた鏡餅ですが・・・・

正面玄関の鏡餅を見るなり大変驚かれていました。

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何にかと言いますと…


飾られている『伊勢海老』です。




神代先生の生まれの富山県では、まず見たことが無いとのことです。

その日、デイサービス悠久のご利用者の言語療法の際に、一人づつこの話題を話したところ…
この紀南地方の生まれの方以外の方は、同じように伊勢海老を飾る習慣は無いという事でした。

新宮近辺の方は… 「伊勢海老を飾るのは当然ですよ!!」とのコメント。


私も幼い頃から、この黒潮園の鏡餅を見て育ったので…

全く違和感がありません。




ん? 伊勢海老を飾るのは当地方だけなのか???

これは少し面白いと思い… インターネットで『鏡餅』と入力して画像検索をしてみると
全国各地の特徴的な鏡餅が出てきました。

やはり全国にもこの「伊勢海老」を飾る地方があるようです。
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こんな豪華なものも…



この伊勢海老は宇久井の漁師さんとの親交がある東課長が準備してくれます。

生きた伊勢海老を湯がくのですが、エビは湯がくと尻尾が丸くなります。どうやって格好のいい真っ直ぐに伸びた姿にするのかと言いますと、まず尾の部分に割り箸を刺して真っ直ぐにした状態で湯に通すということです。2本の角も形を整えるためにタコ糸で胴体にくくってから湯がきます。



皆さまの地域の鏡餅はどんな飾り方ですか?

ご興味がありましたら… 調べてみると面白いですよ。


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お正月のちょっとした裏話でした(笑)。
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by kuroshioen | 2015-01-18 23:57 | Comments(0)

ショートスティの『台所』

こんにちは。


介護職員の峯です。




ユニットでお年寄りの方達と一緒に過ごしていて、『台所』という場所について色々と思う事が出てきました_(._.)_



『水洗い場』を使う女性のお年寄りの方達は、私達職員が声掛けをして食器洗いをしてくれる、また、自らすすんで食器を下げて後片付けをしてくれる場所です。男性のお年寄りの方には食器を下げてくれる場所でもあります。


『冷蔵庫』は男性のMさんが目薬を自己管理で保管する為に使う以外、他のお年寄りの方達は自由に使った事がありません。
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Mさん以外のお年寄りの方達は、自宅から持参した、食べ物や飲み物を私達職員に預けて『冷蔵庫』に入れてもらい、食べたい時や飲みたい時に、私達職員に声掛けて取ってもらう、といった『冷蔵庫』になっています。



そして、『お茶を沸かす場所』や『食器棚』は、今まで、誰も使った事はありません。

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『台所』の通路を何か用事がある時に自由に行き来する事はあっても、今の所、男性のMさん以外は(私達に手間をとらせては悪いと、やかんのお茶を持参したペットボトルに補充してくれます)、台所に置いてある物を自由に使うという事はありません。



認知症を患っているお年寄りの方は、私達が何をしてようと構わず、ガンガン『台所』へ来てくれますが、短期利用のお年寄りの方と長期利用のお年寄りの方とで違いがあるの事に気付きました。どちらも、年相応の物忘れや、軽度の認知症を患っています。短期利用のお年寄りの方は、長期利用のお年寄りの方と違い記憶がさほど蓄積されない為に行動に違いがでてきました。<



例えば、私達職員の声掛けや行動によって、『台所』へは勝手に入ってはいけない場所だと思い込ませてしまい、それが、長期期間の利用中のお年寄りの方の記憶が蓄積されてしまうのではないでしょうか。そうすると、記憶に残ったお年寄りの方はどこか遠慮がちに食器を下げに『台所』へ来られたりと行動に違いが現れるのではないでしょうか。



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『在宅生活の継続』を支援するのなら、ショートステイでの生活の中で、『台所』という場所を、家と同じように、お年寄りの方達がもっと自由に使って頂ける場所になってもらえるように・・・頑張ろ(*´ω`pq゛.。oO

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by kuroshioen | 2015-01-10 23:58 | Comments(0)

初めてのお正月!!

遅ばせながら、明けましておめでとうございます。

クレール高森 介護主任の平根です。



正月も終わり、いよいよ現実ですね。

9連休の方も多かったと思いますが、私たち介護職員は、年末年始も関係ありません。



初めての正月を迎えるクレール高森では、

ユニットケアの理念である「暮らしの継続として何ができるかな?」って考えているとt…

最初は、職員からは「ユニットケアは普段の生活の延長なので、何もしなくても良いのでは?」

との意見もありましたが、ご自宅で生活できなくなった入居者さんにとっては、

少しでも正月を実感してもらえるようにと、何かできないかと考えて計画しました。





元旦は、毎年恒例の行事として、黒潮園で各階のご入居者が集まる祝賀会を予定していました。

クレール高森からも参加して盛大に行おうと企画しましたが、風邪をひいた方が多くなってきたので、大勢で集まることは風邪が広がるといけないと、大晦日の夕方に大勢で中止の決定がありました。



そこで、「クレール高森で出来ることは何かないかな?」と考えていると

「クレールだけでも祝賀会しよう‼︎」と

スケジュールや人員配置などの段取りを考えていると、大晦日にも関わらず、20時を過ぎていました…。





いよいよ元旦当日。

初めての正月を迎えるので、各ユニットのリーダーさんには、日勤で勤務してもらえるように

事前に勤務調整しました。



皆さんのお陰で、当日はスムーズに段取り出来ました。

1番広い2階南ユニットに集合してもらい、皆さんは「何のご馳走が来るのか?」楽しみにされていました。

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スタートは、入居者のN様に代表でご挨拶して頂き、乾杯すると同時に……

待ってましたとばかりに、箸が進みました。
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折の中には、お赤飯に、おせち料理の数々…。
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お刺身も!
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岡理事長に息子さん、福田常任理事も駆けつけて下さり、新年のご挨拶を頂きました。
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正月らしく、恒例の宇久井の青年団OBでもある、小林事務長と東課長による獅子舞で締めくくりました。
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着物を着ているのは、モデル…。

ではなく、全て介護職員です。(『着物姿での介護』参照)
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女性職員は、勤務時間より1時間以上早く出勤。

着付け担当の久保総括主任、長尾管理栄養士の協力のお陰です。

普段と違う何かをすることは、大変ですけど、その先には必ず、入居者さんの笑顔があります。

クレール高森では、これからも、生活の中で季節を感じて頂けるようにしていきたいです。


祝賀会以外にも

カラオケ大会!

鍋もちづくり!

誕生会!

書き初め大会!など…

近日中にユニットリーダーさんかアップされると思います(笑)
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by kuroshioen | 2015-01-06 23:00 | Comments(0)

年末年始 『餅つき』

遅くなってしまいましたが・・・

皆様、明けましておめでとうございます!


クレール介護職員の赤澤です。
広報員を担当しています。
本年もよろしくお願い致します(^O^)


さて年末年始皆様はどのように過ごされたのでしょうか?
私はというと、年越しそばを食べ、初詣に行きと少しはお正月気分を味わえたかなぁと・・・。



今日は年末に行われた餅つきの様子をご紹介させていただきます。

石臼を見ると皆様「昔はこれでついたもんやね~」と懐かしんでおられました。
そう言いながら慣れた手つきでお餅をかえすN様とやる気満々のH様
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間では「はい!はい!」と合いの手も入りそれに合わせ”パン!パン!”といい音が聞こえていました
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餅つきの様子を見ていたS様より「昔はこうやってつきやったけど今はみんな機械や!」と鋭いツッコミが入り大笑いでした。


ついた餅は大小に丸められ、お正月の鏡餅を作りました。
年の暮れに「餅つき」を行い、お正月の準備をする… お年寄りの方にとっては慣れ親しんだ風習ですね。


年始「お正月」の様子も近々アップさせていただきます♪
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by kuroshioen | 2015-01-06 00:01 | Comments(0)