クレール日記

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稼働率99%の特養


こんにちは。




月日が経つのは早いものです。

施設ではもう、忘年会の企画が始まっています。(笑)




事業では上半期を終え、今年度も折り返し地点を過ぎました。

そこで先日、当法人恒例の職員全体会を実施しました。



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事業の経営・運営は職員と一体となって初めて成果の上がるものです。

これは私が着任して以来、毎年必ず、年度初め4月と、上半期を終えた10月に、全職員に向けた情報発信・共有の場として実施しているものです。

事業方針はもちろん、業績についても理事会・評議員会と同様、職員にも報告します。(これは一般的な事業所ではあまりない事でしょうね)
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平成二八年度事業計画ではテーマを『安定した財務基盤と質の高いサービスの提供』とし、今年度の実績を検証し、中長期の財務の見通しを立てる方針を立てています。
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この上半期の事業実績にて特筆すべきことは、『非常に高い稼働率』と言えます。





ショートステイと入居を合わせた施設の稼働率は、


黒潮園99.4%

クレール高森99.2%という、


全国でも類を見ない驚異的な実績となっています。



稼働率とは、入居ベッドがどの程度効率的に稼動しているかを示す数字です。 100%に近いほど空いているベッドが無い状態で利用されていることになります








介護事業所では・・・

「経費がかかるので、新しい備品がなかなか買ってもらえない。」

「人件費がかさむので人を雇ってもらえない。」

という声が聞かれます。介護のお仕事をされている方の共通の悩みでしょうね。






どうでしょうか?


またはそのような環境で本当に行き届いたケア、質の高いケアが実践できるでしょうか?

そのような環境で本当に職員がやりがいを持ち続けることができるでしょうか?

では、どうすれば改善できるのでしょうか?




私は、介護事業では立ち遅れている、この『充実した職場環境』『サービスの質向上』の両立を実現したい、という強い想いを持ってこの法人に着任しました。
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そのため平成21年より、目標とする稼働率を高く持ち、適正な事業収入の確保の重要性について、役職員を初め職員全員で共有し、まずは収入のポテンシャルを最大限に発揮する必要性を説いてきました。

もちろん主要な会議では職員と共に検討しています。

このクレール高森を建築したのは、次世代の方のニーズにお応えできるよう個室特養を整備したいという想いがありましたが、また経営基盤の安定化における事業規模の拡大としても、重要な計画と言えました。
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一方で、新宮市の人口の減少傾向に歯止めがかからず、高齢者人口そのもの減少が危惧される当地方です。事業者の考えは様々ですが、私は必要以上に事業拡大するリスクを感じます。
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今後の介護事業経営では事業拠点を増やすのではなく、必要な事業をしっかり見据えて磨き上げることが重要と考えます。








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こうやって中期事業計画を遂行し、事業規模に見通しが立った今、求められる事は… 10年先、20年先を見据えているか?そしてこれからの未来に輝き続ける事業所であることができるか?だと思います。

135人の職員の雇用を保障し、高齢者福祉を地域の中核法人として、要は潰れない事業所として、かつ職場環境が整った事業所として走り続けることができるのかという事です。




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あくまでも上半期実績という途中経過ではありますが、上半期の実績は各事業とも過去最高の稼働率、増収という結果となりました。

これは今年度予算にある利益が上半期で達成されたことになります。

これは何より、私たちが積み重ねてきた取り組みと変革が、地域において高い評価を頂いていることを示すものと言えます。




施設における稼働率が99%を超えるということは全国的にも類を見ない実績といえますが、この要因の一つに、入居する高齢者が健やかに過ごされており、入院者数が少ないことがあげられます。

これは質の高いケアが実践されていることを示しており、数年かけて築き上げてきた、『専門性のある質の高いケア』への取り組みが成果として現れているとも言えます。


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また、生活相談員、各部署の所属長を始めとするスタッフの意識向上と連携により、新規入居の受け入れ、短期入所の空床利用が効率的に運用されていることも大きな要因と言えます。


このようなスタッフ個々の主体的な行動力が発揮される人材の成長は、『働きやすい職場づくり』を常に掲げ、職員の処遇改善と現場改革に取り組んでいることが形となっていることを示していると言えます。






若輩で未熟な私ですが、経営改革が順調に進み、やはりこのような成果を上げる法人に変革をとげたことは、素晴しい人財に恵まれているからだと思います。そして、そのような法人の代表を担うことが出来ていることに誇りに思います。

信念を貫き取り組んできた7年間。ようやく『充実した職場環境』『質の高いサービス』そして『安定した経営』、これらを高い次元で実現することが、ようやく形として見えつつあることに大変嬉しく思います。

そして、その歩みと向かう方向性に間違いがない、という結果を示しているものと思います。

そこは経営マネジメントの真髄でもあり、やりがいですね。






来年は法人設立40周年。

この高い実績に、開園記念日に職員に喜んで頂けるサプライズをできないかぁ~なんて考えています(笑)。

(厳しい声が聞かれる介護事業において、こんなことを思えるって幸せですね。)





厳しい社会情勢だからこそ前向きに、そして結果を出す。

これが経営者に求められるミッションですね。



これからの季節柄、風邪やインフルエンザの流行などご利用者の体調不良等により、稼働率が低下することも予測されますが、引き続き目標を高く持ち下半期の事業に臨んで参ります。
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by kuroshioen | 2016-11-11 20:01 | Comments(0)