大晦日を迎え皆さまもお忙しいことと思います。
お正月の準備と言えば何を思い浮べますか?
大掃除をしないと…
年賀状を書かなきゃ…
色々とあると思います。
先日、クレール高森では、お正月に飾る『鏡餅』を用意するために、餅つきを行いました。
昔の家庭では身近に行っていた餅つきですが、近年、こうった習慣はどんどん無くなってきていますね。大切な日本の文化です。
さて、クレールのロビーにご入居者の皆さんが集まり『餅つき』の始まり~!!
ある程度ついた所で、ご入居者さまに交代。
皆さん「私はようせんわ。無理やわ~」とおっしゃっていましたが…
いざ杵を持つと・・・・
「せーのっ!!」と威勢良く振りかぶり、ペったん、ぺったんと上手に搗かれます。
終えた時にはこの表情!!
見るだけでなく、実際に参加することで、達成感が心に残ることでしょう。
「私こんなことしたことありませーん。」と話されたMさんも参加。
「よいしょ!!」
「あらっ できましたね。」
縁起のものです。101歳で最長寿のKさまにも搗いて頂きました。
最後は東キヨ主任と本気で仕上げに。
お互い相性が悪いのか、杵と杵をぶつけてしまうことが度々。
しかし、出来は上等!! まるで私たちの関係を表しているかの様…(笑)
さて、つき上がった餅を丸めるのは女性の仕事でしょうか?
「どなたか丸めて頂ければ…」と声をかけると、先ほどとは違って率先して手を挙げる方が。
そして誰が指名した訳でもなく Hさん、Nさん、ショートステイ利用のUさんが担当に。
ショートステイご利用中のUさんは一際、手際よくこなされます。
「先ずはこうやって、切りわけて。」
「きれいな丸になるように、餅の端は下に下に巻き込むのよ。」
「最後は回しながら形を整えるのよね。」
私もその解説を聞いてチャレンジ!!
周りで見る方も、「下に下に力入れながら丸めるといい」など、自然と口々に話されています。昔からある習わしってご本人の大切な記憶として残っているんですね。
そして出来上がり~!!
まだ、温もりが残るもちもちの餅に皆さん大満足。
ついつい触りたくなるものですね。
「もち肌とはよく言ったもんだ」と話す方も?
そういう意味なのかなぁ…???
そして、お餅を各ユニットの玄関に飾りました。
それぞれ・・・
「あら、上と下で大きさが変わらないねぇ~ どうしよ?」
「まっ いいか!!」
「ミカンが乗らないわ。」
「この餅は表面がでこぼこしていてミカンが安定しないね。」
「ありがたや~」
「早く食べたい。???」
鏡餅だけでは寂しいと、職員とそのお母さまのUさん(ショート利用中)で花を生けてくれました。
親子の共同作業。とても素晴らしいことですね。
このように、クレールでは職員の家族も数名利用されています。
家族に勧めることができる施設。私たちが目指しているものです。
正面玄関に飾る『鏡餅』
新谷ケアマネが担当。「これでいいのかなぁ~?」
飾り付けの方法は地域によって違いがありますが、海の近い私たちの地域では『伊勢海老』を真ん中に飾ります。
この様子を見てショートのご利用者さまが出てこられました。
「まぁ 素敵なお花!!」
「ほれ あんたも見てみぃ」
「いいお正月を迎えれそうやわぁ」
玄関にしめ縄を飾り…
こうして、クレール高森も正月の準備を終えました。
一年はあっと言う間でした。
この1年間。つたないブログですが『クレール日記』をご覧いただき誠に有難うございます。
みんなで更新の担当順を決めたりしつつも滞ってしまったりと色々もありましたが、クレール高森の魅力や、私たちの想いやこだわり、そしてケアの質向上への取り組みをより多くの皆さまにお伝えしたいとの思いで続けて参りました。
2016年もお付き合いの程どうぞ宜しくお願い申し上げます。
迎える新しい年が、皆さまにとって幸多き年となることを心よりお祈り申し上げます。
PS:お正月の様子は次回、まとめてお伝えします。
(おそらく順番借金3つの東キヨ主任が担当することでしょう!?)