9月15日(祝)は『敬老の日』でした。
全国で色々なイベントが開催されました。
その一つに大阪プールで「2014スポーツ報知マスターズスイミング長水路大会」が15日、開催されました。18歳から100歳までの男女1359人、302チームがエントリーし、24種目の各年齢区分で競技が行われました。
そこで大会最年長の100歳の区分において、長岡三重子さん(100歳)が女子100メートル背泳ぎで自身の世界記録を更新したというニュースを目にしました。
ご存知の方もおられると思いますが、長岡三重子さんはもともとスポーツ歴はない方なんです。
世界記録を突破したのは、長水路の自由形(泳法は背泳ぎ)で50メートルから1500メートルの全6種目、背泳ぎは3種目。短水路でも自由形5種目と背泳ぎ3種目。95歳区分のときに記録した9種目と合わせると、26種目で世界記録を保持しているスパーお婆ちゃんなんです。
55歳から趣味で能楽を始め80歳で膝を痛めたため、リハビリ目的で水泳を始めたことがきっかけで水泳の楽しさを覚えたそうです。80歳から始めたってすごいですよねぇ~。
医療現場から福祉の仕事に携わるようになり、同じご高齢でもお元気な方とそうでない方…何が違うんだろう?って真剣に考えるようになりましたね。
認知症予防について様々な研究がありますが、20年間追跡調査した研究では、1日3キロ以上、週2、3回以上ウォーキングを行っている人と、そうでない人では認知症になる率が42%低いという結果が出ています。有名なハーバード大学の認知症研究グループなど、唯一、運動は認知症の予防に効果があると結論をだしています。
また、趣味を持っている人は、そうでない人に対して38%ぐらい認知症になる率が低いという研究論文もあります。さらに趣味が3つ以上ある方は80%の認知症になる率が低くなるということです。その趣味も体を動かすものや、他人との交流のあるものがより効果的だということですね。
他にもコーヒーもしくは緑茶を飲む。赤ワインの効果など食生活による影響も報告されています。
どうですかみなさん?
趣味が3つ以上。言われてみるとなかなか出てこないものですよね。
また日頃から体を動かしていますか?
リハビリテーションでも運動療法と言いますが、運動による効果は医学的にも大きいものです。
先日の『カマサー』と呼ばれた74歳の東潔明介護職員のお父さんと言い、意欲的で活発に体を動かす高齢者の方は元気に満ち溢れていますね。
(私の趣味… 釣り、サーフィン、ウエイトトレーニング、ドライブ… これに更にしたいことはまだまだ沢山あります。よく交通事故には注意とは言われますが、長生きしそう?と言われますね。)
さて、クレール高森での『敬老の日』のイベント。
1階のロビーのピアノの周りにご入居者が集い、『ミニ演奏会』が行われました。
もちろんショートステイに滞在の方も一緒です。
<プログラム>
「もみじ」 ハーモニカ 浦川介護職員
ギター 東潔明介護職員
「夕焼けこやけ」 ホルン 赤澤介護職員
ピアノ 福田朝子先生
「ふるさと」 全員で合唱
ギター東潔明介護職員
ホルンとピアノの共演による「夕焼けこやけ」
赤澤介護職員は地元、勝浦吹奏楽団に所属しています。
美しい音色にご入居者の皆様も聞き入っておられました。
クレールらしい、素敵な演奏会となりました。
「ふるさと」をギターの伴奏で全員で合唱を終えた所で、アンコールの声が!?
これに、音楽療法士の福田朝子先生がピアノではなく、ハーモニカの演奏で応えてくれました。
珍しい一コマでしょうか?
次いで、東潔明介護職員がギターを手に「ふるさと」の弾き語り。
日頃にない?真剣な表情です。
口ずさむ方… 手拍子の方…ロビーに集まった皆さんはゆったりと過ごされ、安らぎのひと時となったようです。多目的に使うことのできる吹き抜けロビー…とてもいいですよ~。
最後に、長寿お祝いとして用意させて頂いた紅白饅頭を召し上がって頂きました。
お年寄りの方は、「紅白饅頭=お祝い」ということで、大変喜んでおられました。
来年もまた、健やかに敬老の日を迎えることができることを…私たちも楽しみにしております。
クレール高森の『敬老の日』でした。